ポーツマス、HMSヴィクトリーへの行き方
木造帆装軍艦時代の王国海軍の聖地とも言えるポーツマス。海洋冒険小説ファンや帆船模型を趣味にする人は一度は訪れたい場所である。しかし一般の旅行ガイドブックにはポーツマスまでの行き方やHMSヴィクトリーの保存されているポーツマス・ヒストリック・ドックヤード(Portsmouth Historic Dockyard)の案内は少ない。 そこで、簡単な行き方と案内を少々
ポーツマスまでの行き方
ポーツマスまでの行き方だが、ロンドン・ウォータールー(Waterloo)駅から列車に乗るのが一番早い。ロンドン・ウォータールー駅までは市販の旅行ブックを参考にして欲しい。又。切符の買い方も同様。 ロンドン・ウォータールー駅の案内は駅内の案内図もある下記URLを参考にして欲しい。
ウォータールー(Waterloo)駅案内のサイト ポーツマス・ヒストリック・ドックヤード(Portsmouth Historic Dockyard)はロンドン・ウォータールー(Waterloo)駅からPortsmouth Harbour駅行きの特急で1時間半から1時間40分です。途中Portsmouth & Southseaという駅がありますが、降りてはいけません、終点Portsmouth Harbour駅まで乗車してください。 列車の時刻表ですが、下記サイトで検索できます。「From」に「London Waterloo」、「To」に「Portsmouth Harbour」を入力し、後は出発日(Outbound Date)を入力、出発時間(Depart)か到着時間(Arrive)を選択し「PLAN JOURNEY」をクリックすればOKです。「Return Date」をセットすれば一緒に帰りの列車も調べることが出来ます。
National Rail Enquiries - Britain's Official Source for Rail Informationのサイト 平日8時台の列車ですと8:00、8:30、9:00。土日は1時間に1本になりますのでご注意ください。ここで一応注意、英国の鉄道は予告無しに運休になります。2004年私もぶち当たりました。又遅れて到着するのも当たり前。 ロンドン・ウォータールー(Waterloo)駅では、Portsmouth Harbour駅行き特急の出発番線が決まっていません、その都度変わります。駅構内に何箇所も出発案内のTVモニタがありそこに表示されます。出発番線が表示されたらその番線に向かいましょう。改札はありませんが、一応切符をチェックする係員が番線の入口に立っています。切符の検札は進行中車内で行われます。
ロンドン・ウォータールー(Waterloo)駅から約1時間半いよいよPortsmouth Harbour駅が近づいてきます。列車の右側にHMSヴィクトリー、HMSウォリアのマストが見えてきます。なので、進行方法右側の座席がお薦め。
ポーツマス・ヒストリック・ドックヤード(Portsmouth Historic Dockyard)*1
ポーツマス・ヒストリック・ドックヤード(Portsmouth Historic Dockyard)のサイト
こちらも参考に海事史の舞台/ポーツマス
VisitorCenterでチケットを買って入場しよう。チケットは全ての施設を見学できる「ALL INCLUSIVE TICKET」15.5ポンドといくつかの施設を選択できる「INDIVIDUAL ATTRACTION TICKET」9.7ポンドがある。他に「SEASON TICKET」がある。 このチケットで見学できる施設は
- HMSヴィクトリー
- 王国海軍博物館(Royal Naval Museum)
- HMSウォーリア
- メリーローズ&メリー・ローズ博物館
- ハーバー・ツアー(小船で港内巡り、現役軍艦が入港していたらシャッター・チャンス)
- アクション・ステーション
- HMSヴィクトリーのトラファルガーセイル(1805年海戦時の実物)
Portsmouth Harbour駅から直ぐみえる場所にHMSウォリアが、一番奥にHMSヴィクトリーが保存されています。
一番の見所は世界で唯一の現役戦列艦HMSヴィクトリーです。通常はガイドつきの艦内ツアーですが、時期により自由見学となっていますHMSヴィクトリーの公式サイトで確認してください。 他の見所ですが、Royal Naval MuseumのThe Sailing Navy & Nelson Gallery,Victory Galleryも必見です。展示物のいくつかの写真は私のサイトにUPしてありますのでご覧いただければと思いますが、展示物全体からするとほんのわずかです。
The Sailing Navy & Nelson Galleryはホーンブロワーの時代の色々な展示物が必見です。ラミジなどに出てくるロイド愛国者基金の贈呈剣などの実物はめったに見れるものではありません。 Victory Galleryの2階にはホーンブロワー4巻でホーンブロワーが指揮を執るネルソン提督葬送に使われたバージが展示されています。又、Victory GalleryにはTrafalgar Experienceというアトラクションが併設されていまして、ビクトリーの砲列甲板、ネルソン提督の死去場面が実物大ディオラマ、W.L.ワイリーが描いた海戦の大パノラマ絵画(縦3.5メートル、横13メートル)が見物。時間が許せばお勧めです。
沈没していたのを引き上げられたMary Roseは保存のためガラス越しでしか見れないので少し残念ですが、The Mary Rose Museumでは引き上げられた遺物やチューダー朝時代の海軍について見ることが出来ます。
お土産など
Victory Gallery隣のBosun's Bookshopでは、日本やアマゾンでは入手できないような資料本も含めて数多く販売されています。
お土産はThe Victory Shop、数々のお土産にシップ・ビスケット(昨年買って部屋の中にほってあるのですがいまだに穀ゾウムシがつかない)も売っています。
マリングッズのお土産でしたら、Portsmouth Historic DockyardのVisitor Centreを出て、右側2件目のNauticaliaというお店が一押しのお薦め。わたしはここで、軍艦旗とボースンズ・コールを買いました。あ、軍艦旗は、実はティー・タオルですけどね。