会話による呼びかけ方
Your Majesty 王または女王に対する呼びかけ方
Your Royal Highness 国王の配偶者、子女、兄弟姉妹に対する呼びかけ方 シャープ「消えた大隊」で、摂政皇太子の面前に出たシャープは緊張のあまり「Your Majesty」だの「Sir」とやらかした。
Your Highness 国王の甥、姪、いとこに対する呼びかけ方
Duke または Duchess 自分が貴族かジェントリーの一員である場合の公爵または公爵夫人に対する呼びかけ方
Your Grace 自分がジェントリーよい低い地位にある場合の公爵または公爵夫人に対する呼びかけ方、及び英国国教会の大主教に対する呼びかけ方。
My Lord 公爵より下の世襲貴族、及び英国国教会の主教に対する呼びかけ方。
Lord 侯爵、伯爵、子爵、男爵に対する呼びかけ方。 侯爵、伯爵は「どこそこの侯爵」、「どこそこの伯爵」のように呼ばれるが、実際の会話では称号に示された地理的位置の前に「ロード」をつけて呼ばれる。 例:ブレージの伯爵→ロード・ブレージー 子爵は「どこその子爵」と呼ばれることは無く単に「何々子爵」となるが、呼びかけは「ロード・何々」。 例:パーマストン子爵→ロード・パーマストン 男爵は通常「何々男爵」と呼ばれることは事実上無く、ほとんど常に「ロード・何々」と呼びかけられる。
Lady 侯爵夫人、伯爵夫人、子爵夫人、男爵夫人に対する呼びかけ方。使い方は男性の場合と同じ。
Sir 準男爵または勲爵士に対する呼びかけ方。ファーストネームも一緒につける。ただし、ファミリーネームは省略されることが多い。 例:サー・エドワード・ペリュー
Baron 財務裁判所の判事、または特に公式の場での男爵に対する呼びかけ方。
Lady 準男爵または勲爵士の妻に対する呼びかけ方。何故かファーストネームは付かない、サー・エドワード・ペリューの妻はレディ・ペリューである。上記の世襲貴族婦人と同様のためこの二つの違いを区別するのに苦労したのは当時からあったらしい。
My Lord ロンドン市長、王座裁判所と民事訴訟裁判所の判事に対する呼びかけ方
Doctor 内科医に対する呼びかけ方。ただし姓を後に必ずつけるのが決まり。「はい、ドクター」と答えるのは無作法と考えられていた。 例:ドクター・マチュリン 外科医は「ミスター(Mr.)」と呼ばれ区別されていた
Squire この言葉には法的な意味は全く無い。治安判事に対して使われることが良くあるが、「スクワイアー」という言葉そのものは、ある土地に長年住み続けている地主を指すものでそれ以上の意味は無い。