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HMSサプライズ vs アケロン
戦力比較
HMSサプライズとアケロンの戦力比較である
各艦の兵装は表のとおり
HMS Rose史実 | HMS Surprize 史実 | HMS Surprize 映画 | アケロン 映画 | HMS President 史実 | |
等級 | 砲20門 フリゲート艦 | 砲34門 フリゲート艦 | 砲28門 フリゲート艦 | 砲44門 フリゲート艦 | 砲44門 フリゲート艦 |
兵装 | 上層甲板:20門x9ポンド砲 | 上層甲板:24門x9ポンド砲 艦尾甲板:8門x4ポンド砲、4門x12ポンドカロネード砲 艦首楼:2門x4ポンド砲、2門x12ポンドカロネード砲 | 上層甲板:24門x9ポンド砲 艦尾甲板:2門x9ポンド砲、2門x18ポンドカロネード砲 艦首楼:2門x18ポンドカロネード砲 | 上層甲板:30門x18ポンド砲 艦尾甲板+艦首楼:2門x24ポンド砲、22門x12ポンド砲 | 上層甲板:30門x24ポンド砲 艦尾甲板+艦首楼:2門x24ポンド砲、20門x42ポンドカロネード砲 |
片舷斉射 砲弾重量 | 90ポンド | 164ポンド | 153ポンド | 426ポンド | 804ポンド |
片舷斉射 砲弾重量 主砲列長砲 のみ | 90ポンド | 108ポンド | 108ポンド | 270ポンド | 384ポンド |
この当時の木造帆装軍艦の戦力を比較する場合、1回の片舷斉射で発射できる砲弾の総重量で比較するのが、当時から一般的である。
USSコンスティチューションがモデルのアケロンは本来24ポンド砲搭載のはずであるから、HMSプレジデントの片舷斉射重量となるはずだが、HMSサプライズの9ポンド砲とは勝負にならないとみたのか、映画では18ポンド砲となっている。それでも上の表を見てもらえれば解るようにアケロンの片舷斉射重量が飛びぬけて大きい。上層甲板の主砲列長砲のみで比較しても18ポンド砲搭載のアケロンの戦力が高い。アケロンはHMSサプライズの2倍以上の戦力であることがよく解ると思う。
HMSサプライズとアケロンが当時の王国海軍艦長が好んだ30ヤードの距離で片舷斉射を交えたとした場合、9ポンド長砲搭載HMSサプライズでは圧倒的に不利、アケロンはとても歯の立つ相手では無い。
そこで、映画ではHMSサプライズは捕鯨船に偽装しアケロンに不意打ちをくわせ、メイン・マストを打ち倒してアケロンを動けないようにしてから、木造帆装軍艦に共通する弱点である艦尾から縦射を浴びせてアケロンを乗組員、大砲とも弱体化させたのち斬り込みを行い降伏させたしだいである。
ついでに砲弾の大きさを比較してみます
24ポンド砲に対し9ポンド砲では、とても比較にならないことがこれからもお解りいただけると思う。
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