Re: カティ・サークについて
只野四十郎
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凪直様、お久しぶりです。お元気そうで何よりです
>今月初めポーツマスでInternational Festival of the Seaを見
おお、羨ましい、とするとQタローさんと同じ時期に英国に行っていたのですね。ひょっとして現地でご一緒でしたか?
ロンドンのテロ事件に巻き込まれずにご無事に帰国されて何よりです。
>何故あんなに恐い顔しているのでしょうか?
カティ・サークの船主が、ロバート・バーンズの詩「タモシャンター」の愛好者で、その詩に登場する妖精ナニーが船首像です。
詩のほうは、農夫タムがある晩酔って雌馬マギーにまたがって家に帰る途中、妖精ナニーがペイズリー織のカティ・サーク(シュミーズの一種)だけで魔女やら悪魔の仲で踊っているのに出くわしました。その時その踊がうまかったのでつい「うまいぞカティ・サーク」と農夫タムは声をかけてしまったんですね。
踊りを見られた妖精ナニーは憤怒の表情で農夫タムに襲い掛かります、しかし農夫タムは雌馬マギーに鞭をくれ必死に逃げます。川を渡れば助かる(妖精は水の上を渡れない)ので必死に逃げ橋にたどり着いたところで妖精ナニーが追いつき雌馬マギーの尻尾を捕まえます。しかし雌馬マギーは必死に走り川を越えます、そして妖精ナニーは雌馬マギーの根元から抜けた尻尾をつかんだまま憤怒の表情で川岸に取り残されたのでした。
ということで、船首像は憤怒の表情で雌馬マギーの尻尾(船首像はロープ・ヤーンですが)をつかんだ、カティ・サーク姿の妖精ナニーとなっています。
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カティ・サークについて
(凪直, 2005/7/21 17:58)
- Re: カティ・サークについて (只野四十郎, 2005/7/22 19:53)
- Re: カティ・サークについて (凪直, 2005/7/25 11:22)