「船の百科事典」
仕事は相変わらずの大暴風雨状態、心身ともにもうヘロヘロ、私もフロドと一緒に灰色港から旅たちたい・・・
というわけでこの休日は家に籠って「王の帰還」SEEのDVDを見ております。
劇場公開版でカットされたシーンが追加されて面白くなっている部分もある反面、ピーター・ジャクソンがなんと言おうと納得できないシーンも数々あります。しかし、全体としてみるとよく映画化したなあと言うしかない出来栄えであります。でも原作のほうが何倍も面白いけど。
「王の帰還」の見所のひとつは、ローハンの騎士の突撃シーンなんですが、特典映像のメイキングではかなり大変でかつ危険であったことがわかります。で、思い出すのが、セルゲイ・ボンダルチェク監督「ワーテルロー」。
この映画中での、英国軍重騎兵スコッツ・グレイの突撃、フランス軍騎兵1万騎の突撃シーン。映画史上最高の騎兵突撃シーンと思っているのですが、デジタル特殊効果の無い時代にスクリーン一杯にあれだけの騎兵を映し出すとは、よく撮影できたものです。
あ、「王の帰還」SEEDVDとあわせて、「Uボート」パーフェクトコレクションDVDも買ってしまいました。未だ見ていないのですが、はじめてTV版オリジナル「Uボート」を見ることが出来ます。
「Uボート最後の決断」なる映画が公開されるようで、チラッとストーリーなどを見たのですが、「Uボート」を超える潜水艦映画とはなり得そうも無いので観ることは無いでしょう。ところが早川書房「Uボート最後の決断」公開に併せて、「深海の狼 Uボートフェア」とか銘打って、「Uボートコンダー」「潜水戦隊の死闘」などUボートに関する戦記・小説のフェア中。ところがブーフハイムの「Uボート」が無い、何故?
本日は、体調も少し戻ったので紀伊国屋書店まで出かけて以前話題にした東洋書林「船の百科事典」を買ってまいりました。
http://www.toyoshorin.co.jp/
26,250円といささか高い本ですが、古代エジプトの葦舟から、帆船時代、蒸気船、現代の原子力空母まで約1500隻という船舶の図版と、大きさなど主要寸法、船歴、特徴などが網羅されたなかなか面白い本です。しかし、私が一番興味がある帆走軍艦は、図版・主要寸法共に不満が残ります。図版はその船を正確に表していませんし、主要寸法はその表示がおかしいです。古代から帆船時代にかけての船が排水量トンで表されているのはどうなんでしょ。ちなみに船の種類、構造、帆装、機関などなどの歴史の本ではありません。
帆船は全体からみると少数なので、帆船だけが目的ですとチョット高すぎる本ですが、歴史に名を残す船のほとんどが掲載されていますので、私のような船好きには買って損は無い本だと思います。それでも高いけど。
ここから私信モードです。
エリクソン様
カード、ありがとうございました。
いよいよ英国から帰国の日が近づいてきたようですね。先月末、ポルトガル、ドイツと出張してきましたが、とても寒かったです。風邪など召しませぬようお体に気をつけて、残り少ない英国生活を十分に楽しんでくださいませ。
帰国されたら、「日本」のアイリッシュ・パブなどでギネスを酌み交わしましょう。
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「船の百科事典」
(只野四十郎, 2005/2/12 22:38)
- Re: 「船の百科事典」ではありませんが (CCM, 2005/2/13 0:40)
- Re: 「船の百科事典」 (エリクソン, 2005/2/15 2:05)