Re: Sailing Navyにお茶をひかせてしまったようで
>むかし何処かの掲示板で、当時の航海中の飲み物の話しをしていて
むかーし、自分ちにそんなコンテンツを作っていたことのある私……(苦笑)。
あれ以来、何シリーズか他の海洋冒険小説(18世紀あたりの帆走軍艦ものに限りますが……えーと、読んだのが、順不同でボライソー、ホーンブロワー、ラミジ、ヨーク、ギャラン、フォックス、アラン(途中)、キッド、オーブリー、ドルトン、アダム・ホーン、オークショット、マナリング、デランシー……ぐらいかな。忘れてる気もするが)を読みましたが……。
船上で紅茶がでてきたのは、ドルトン・シリーズしかなかったように思います(否、ドルトンで出てきた時に、珍しいとビックリしたのでよく覚えている)。
あと、オーブリーで、結婚祝いにコーヒーポットか紅茶ポットのどっちがいい?と聞かれるオーブリー艦長ってのがありましたが、オーブリーは紅茶ポットを選択していたかと。
ただし、ドルトンは、殆どアメリカ沿岸を(短期間で)航海していますので、結構真水の補給が他のシリーズよりも楽だったのではないかと思いますし、オーブリーの紅茶ポットは、オーブリーではなく、本国にいるソフィーに贈られるはずですから……あまり考証の役には立たないかと思います。
ちなみに、逆に、ドルトンにはコーヒーはでてきません。アメリカ独立戦争が舞台なのに、紅茶&砂糖条令、ボストン・ティー・パーティーはどう影響しているんだか……。
むかーし、考えたところによると……アオミドロのわくような艦の(保存してある)真水では水にうるさい紅茶はいれられない、あるいはまずくて飲めないので、コーヒーにしたんでは?というのと、紅茶が湿気に弱くて黴が生えるため制服さえ青カビだらけになる艦上では保存に耐えにくい(コーヒーは直前に豆を煎ればいいですが、紅茶を煎るとほうじ茶?になります・笑)、また、コーヒーはこの当時アフリカ・南アメリカで手に入りましたが、18世紀末は、インドではまだ紅茶を作っていないので、全て地球の裏側の中国からの輸入品であり、コーヒー以上の贅沢品であった、ということなどから、あまりでてこないのか。
あるいはひょっとして、単に、ケント先生やフォレスター氏の好みの問題かなあと……。
ちなみに、ケント先生の別名義、ダグラス・リーマンの第2次大戦ものには艦上でも紅茶が登場しますが。
てなわけで、何で?という答はなくて、単に引っかき回しただけですけども……すみませーん(脱兎)。
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