ヴァーサ号
鐵太郎@インターネットカフェ
はじめまして、如水あんさん。
何年前だったか、スウェーデン大使館でヴァーサ号の資料の展示をしたことがあります。情報をいただいたのは、S戦隊司令官だったかな?(記憶があいまいです。(しくしく))
そのとき、ちょうど出張で都内に出る機会があり、時間を見つけて見に行ったことがあります。まあ、本物の大使館の中の数室でしたから、それほど大々的な展示ではありませんでしたが、3メートル角ぐらいのヴァーサ号の沈没の現場のパノラマや、引き上げられたフォアスルや、原寸大の模型の大砲など、かなりの数の面白い資料がありました。
そのとき手に入れた資料は手元にないので記憶ですが、ヴァーサ号の沈没は事故ではないようです。というより、人為的な事故といったらいいのか。つまり、設計不良ですね。(心にぐさっと突き刺さるこの言葉!(苦笑))
建造を命じたのが、かの有名なグスタフ・アドルフ国王ですね。
この王様のむちゃくちゃな命令に従って、船の設計に関しての素人が、金に飽かせて作ったフネがこれだそうです。
おかげで、常識では考えられないトップヘビーの、見た目だけ格好のいいフネが進水し、そのまま突風にあおられてひっくり返ったとのことですね。
つまり、不慮の事故でも操作ミスでもない、純粋な設計不良。(なぜか、胃が痛くなるこの言葉(ずきずき))
何百年の後にバルト海から引き上げられて、いまはスウェーデンの誇る文化遺産なのだそうですが...
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- 無題 (如水あん, 2004/11/4 22:28)