友人来る
艦長I
歴史小説好きの友人(50代、主婦)から、M&Cレンタルビデオを見た感想が届きました。
主人公はかっこ良すぎである。
砂を撒いて甲板磨きしている所やハンモックの場面など、至る所で細かい設定がされていてすごい。「ホーンブロワー」と比べれば、お金を湯水のごとく使った映画なのが一目瞭然。長い映画はあまり見ないのだが、思わず2回見た。
しかし、敢えてダメ出しさせてもらえば、登場人物が負傷してもすぐに傷が治ってしまうので、そんなものなのかしら?という疑問が湧いた。
息子(17歳)にも見せたが、途中で寝ていた。
…との事。
さて、私は只今、フォックスをじわじわと再読中です。
ペーパーバック古書13巻セット(最後の14巻が欠けているが)を偶然見つけたました。1冊150頁足らずの本なので楽勝かと思いきや、この作者の英単語が独特で、また悪戦しております。
いま5巻「POWDER MONKEY」に差し掛かりました。
このシリーズは基本的には冒険活劇物ですが、主人公がロンドンの下層階級の出身で、容姿にも恵まれておらず、常に過酷な状況に置かれるので物の考え方がまた恐ろしく卑屈であり、このような主人公の観点で小説が語られるので、読んだ時のイメージが非常にハードです。
「下品」なのでいやだと感じる読者もおられるようです。
でも、ストーリー展開が速くて内容が変化に富んでいるので、面白く読めます。いささかご都合主義も見受けられますが、面白いから私は赦す!! 娯楽小説なんですから。
過去に翻訳された分だけでも、どこかの出版社から再販されないでしょうか?
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友人来る
(艦長I, 2004/9/24 12:16)
- フォックスはね(>_<) (motoko, 2004/9/24 13:50)