「マスター・アンド・コマンダー」バックステージツアー
昨日の晩開催された「マスター・アンド・コマンダー」バックステージツアーに参加してきました。
会場には100名ほどの参加者が集まり、HMSローズの元クルーで映画の撮影に参加したトム・マクラウスキーさんのお話に聞き入りました。
水槽に作られた実物大HMSサプライズの青焼き図面、絵コンテ、台本なども展示され、特に「これが台本です」と見せられたときは会場全体に漂ったあの雰囲気はなんと申しましょうか、「ここはオークション会場ではありません」といわれても皆が「欲しい」と思ったに違いありません(笑) 私は青焼き図面が欲しかったです。
トムさんは、映画を観た方なら、マチュリンがジョー・プライスの脳の手術をしているときに、舷側通路で見物している水兵たちの右から2番目に映っている、金髪三つ編みの水兵といえばお解りになるでしょう。映画では他にもあちこちのシーンで映っています。そうそうあの長髪はもう16年も伸ばしているのだそうです。
HMSロースのどこを改造してのHMSサプライズになったのか、各ステイは全てワイヤーで表面にロープを巻いたものであるとか、水槽タンクの実物大セットではそのロープも実はそれらしく見えるゴムだとか、みなで思わず「へぇ~」
サン・ディエゴへの航海中の双子の竜巻の写真には「おぉ~」
HMSサプライズのバウア・アンカーが実は空洞のプラスティクで、監督がレッコーのシーンを取るために、レッコーしたら浮いてきたというのは「爆笑」
と色々楽しいお話を聞くことが出来ました。その殆どが映画のあのシーン、このシーンと結びつき大変楽しい時間でした。又、色々質問をしましたが、どれも丁寧に答えていただき大変参考になりました。
このバックステージツアーを主催していただいたSaityFriendsのみなさん、そしてトム・マクラウスキーさんどうもありがとうございました。
映画「マスター・アンド・コマンダー」のページにバックステージツアーで得た情報を元に一部修正しました。又、ヘッドのお話を追加してあります。リンクは、ヘッドのお話なのでヘッドにあります。探してみてください(笑)
昨日は9回目のM&Cも観てきたのですが、又新たな発見をしました。
HMSサプライズにはいないかと思っていた主計長。最初の戦闘で「航海日誌に6点鍾に戦闘開始と記録しろ」とオーブリーが命じた後、操舵輪の後ろにラウンドハットにフロックコートで日誌を抱えて映っている人物です。
バックステージツアーに行く前に久々に神田神保町の古書店を覗いていましたら凄いものを発見。なんと「ブードリオの74門艦」4冊セット!
フランス語版で少々高いものの、本日入手してしまいました(帆船模型を作るわけでもないのに、病気だ~)
フランス語では文章のほうは全然理解できないものの、図版、図面の素晴らしさには圧倒されます。眺めているだけでも、楽しい本です。
投稿ツリー
-
「マスター・アンド・コマンダー」バックステージツアー
(只野四十郎, 2004/3/20 21:42)
- Re: 「マスター・アンド・コマンダー」バックステージツアー (艦長I, 2004/3/21 2:35)
- Re: 「マスター・アンド・コマンダー」バックステージツアー (Masayo.TともいうQたろー, 2004/3/24 0:10)