王の帰還
「ロード・オブ・ザ・キング 王の帰還」を見てきました。
先ずは、この映画を作ってくれたピーター・ジャクソンをはじめとする関係者全員に「ありがとう」といいたい。ストーリー全体、死者の道、ペレンノールの合戦、キリス・ウンゴル、滅びの山、黒門、王の戴冠、そしてラストの灰色港と総てが良くぞここまで映像化できたものです。
映画の導入部はなんと500年前のスメアゴル、相変わらず導入部がうまいなあ。続いてアイゼンガルドのメリ・ピピとギムリのやりとり、原作でも好きなシーンのひとつです。サルマンが出てこないのは不満ですが、SEEでの復活を期待します。ゴンドールの烽火が次々と灯っていくシーンも良いなあ、烽火を灯けるのがまさか彼だとは思わなかったけど。そうそうピピンの歌が泣かせます、けどあのデネソール殿はいただけないぞPJ。
シュロブと戦うシーンはPJのこだわりかもしれないけど長すぎる、もっとカットして他のシーンに回しても良かったのではないかと、同じ事はペレンノール野の合戦にも言えるのではないかな。だってねえ映画では表現しきれないことが多すぎて原作を読んでいないと解らないことがたくさんあるのですから。
ペレンノール野の合戦、長いけどあの映像は凄い。ミナス・ティリスの攻城戦、ローハンの騎士の突撃、ナズグル、ムマキル、召還された死者たち。エオウィンがナズグルの首領と対決するシーンは原作のまんま。
よく解らないのが、デネソール殿の最後のシーンで、デネソール殿がファラミアの顔を見下ろすのだけど、ボロミアに見えたのですよ、ファラミア役のディビット・ウェンハムがショーン・ビーンに似ていたせいなのか、それともあそこはデネソール殿の息子への思いを出すためにわざとボロミアをかぶせたのか、だれか教えてくださいませ。
フロドとゴムリの最後のシーンから、サウロンの滅び、戴冠式、ホビット庄、灰色港までは一気でした。私のフロドのイメージとは異なりますが、最後のフロドの英顔が実に良い、あの笑顔が旅の総てを物語っているのでしょう。
ラストのサムが家に帰ったところは原作と同じなんだけど、なんで家が違うの?
ほかにも色々ありますけど、あの指輪物語の世界を本当に良くここまで映像化できたと思います。未だSEEが控えてますから終わりではないけど、満足できる映画でした。
とここまで書いたけど、これはPJの「ロード・オブ・ザ・リング」であって、「指輪物語」ではないのよね~、原作はこの何倍も面白いもの、何倍も広い物語の世界だもの。映画だけ見て原作を読んでいない人には是非読んで欲しいです。
今日は六本木ヴァージンシネマズで見たのですが、「M&C」の予告編がありました。相変わらずあの「戦う天使」ナレーションでしたが、「Sail ho!」でとーこ様の書かれた音響の良さが少し解りました。「M&C」は六本木ヴァージンシネマで見ることにしようと考えています。
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王の帰還
(只野四十郎, 2004/2/14 21:47)
- Re: 王の帰還 (とーこ, 2004/2/16 19:36)
- Re: 王の帰還 (藤木ゆりこ, 2004/2/19 11:44)
- Re: 王の帰還 (navio, 2004/2/19 21:27)
- Welcome aboard! ナヴィウさま (只野四十郎, 2004/2/20 21:24)
- もう一度見てきました「王の帰還」 (只野四十郎, 2004/2/21 21:18)