ふと持った疑問
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ふと持った疑問
msg# 1 尊敬すべき只野氏のHPと微妙にずれた疑問で失礼いたします。
ランサム本をパラパラしながら気がついたことです。(実は、ランサムにはあまり関係ないかも)
気になると眠れない。(笑)
帆船、帆走用語については、海の先達たる英米では豊富な言葉があると思うのですが、一つ知りたくなりました。
帆走する時、帆が風を受けて推進力を得ますね? 力学的には、風に単純に押された圧力によるものと、帆の「外側」と「内側」を通る風の圧力差によるものの二つがありますよね。前者の方が理解しやすいのですが、後者は流体力学だのベルヌーイ(誰だっけ?)の定理だのというマカ不思議な法則に支配されたヤツで、要するに飛行機の翼の揚力の原理ですが。
この、後者の風の流れに関する用語です。
横帆は左右(?)どちらでも、風下側、風上側になりますのでどうでもよろしい。
縦帆の場合です。マスト側が普通風上になり、風は非マスト側(こんな言葉があるのかしらん?)に流れ、風圧差で揚力つまり推進力となる、と理解しておりました。
ところが、ほぼ真後ろからの風を受けた場合、縦帆に流れる風は、逆になりますよね? いやまあ、なると思えるのですよ。非マスト側(?)、つまり縦帆の先端が風上側になって、マストの方へ風がながれる状態に。
すると、です。下手に向かって進路変更していくと、どこかで縦帆に当たる風の流れが逆転するところがあることになる。
この風の流れと流れの変化を表す言葉が、何かありましたっけ? あっても良さそうに思うのですが。
(いかん、言葉が硬い(笑)。)
Re: ふと持った疑問
msg# 1.1鐵太郎さま~、降参です\(-o-)/
横帆船の帆走について書かれた本はあるのですが、縦帆船では手も足も出ません。
しかしながら、えーと縦帆の場合、船首側がラフ(Luff)、船尾側がリーチ(Leach)ですよね。真後ろから風を受けた場合、ブームを真横まで回しますのでほぼ横帆船の風の受け方と同じになるのではないかと・・・違いますよね。
参考までに・・・
msg# 1.2ヨットの場合、風下に落としていって風軸を超えることを“ジャイブ(jibe,gybe)”と言います。おそらくは、縦帆船全体に当てはまるのではないでしょうか。
もっとも、ヨット用語ではwearingの意味も少し違っていたりしますから、100%とは言えませんが。(ヨットでウェアリングと言うと、強風でジャイブするのが危険な場合などに、一度タッキングして開きを変えた後、一回転してジャイブしたのと同じ状態にもっていく事を指す。)
Re: ふと持った疑問
msg# 1.3 うーん、難しい。
実は図書館をハシゴして見ましたが、ろくな資料もなく、断念しました。
>軍曹様
ジャイブと言う言葉は、縦帆で、上手回しをする時、風が逆方向に回ってブームが動くこと、というふうに覚えました。遠い昔の、ランサムの本です。
それだけではなく、もう少し広い意味がありますよね。
さて、風に切り上がっている時の縦帆では、風の流れは、ブームをマストから押し放す方向に力がかかりますね? ところが、進路を回し、船首を風に落としていくと、風は帆に対してマスト方向からの鋭角から次第に回って、ブームに対して直角になり、そこを過ぎると反対方向から押すことになります。。
つまり、今度は風がブームをマストに押しつける方向になるはずです。
この、ブーム(上のヤードも、同一平面じゃないけれど同じと考えていいかな?)に対する風の流れの用語が、マスト側からの場合と、青の反対側からの場合とで、あってもいいんじゃないかな、と思った次第。
ンなものないよ、と言う結論かもしれませんけれどね。(笑)