新入荷本

　David Lyon & Rif WinfieldのThe Sail & Steam Navy List All the Ships of Royal Navy 1815-1889がようやく日本の密林から届きました。
　出版社はChatham Pub.です。
　内容的にはそちらの時代よりこちらの方に近づいておりますが、前作と同様の体裁で、大変な労作であります。

"The Sail&Steam Navy List"、わが家にも６日に届きました。前作と同様に素晴らしい出来ですが、分厚いこと、著者の努力が伺えます。冒頭に、１８１５年６月現在の英国海軍の全艦艇が掲載されていること、喜ばしい限りです。１級艦、２級艦はほとんどお馴染みの艦ですが、８０門艦をみると、シーザー、フードロイヤン、サン・パレイユ、トナント、カノーパス、マルタ、ジブラルタルなどとこれもほとんどがお馴染みの艦、特に、トナント、カノーパスとマルタはナイル海戦とその後の戦いでネルソンが捕獲した艦ですし、フードロイヤンはネルソンの乗艦ですから、ネルソンの偉大さがうかがえます。インディもまだ在籍と言うことは、ペリューのハンドリングが良かったのでしょうか！
hush様には、申し訳ありませんが、この場を借りて御報告を！
成山堂から「幕末の蒸気船物語」という本がでました。帆船から蒸気船への概説とともに、ペリー艦隊の各艦や、薩英戦争の英国艦隊の各艦、下関戦争の四カ国連合艦隊の各艦にも言及しています。また、幕府艦隊と函館海戦も解説、当時の機関や大砲（カロネード砲ヤダールグレン砲）の解説もあります。薄い本ですが、濃い内容です。木造蒸気フリゲートの写真も薩英戦争の英国旗艦ユーリアラスなど何点か載っています。
それから、シャープシリーズの第２巻、「秘められた黄金」がでました。実に速いペースです！

The Sail & Steam Navy List我が家にも昨日到着しました。
もうおふたかたに語られてしまっては何も書くことが無い(^^;;
既に亡くなっているDavid Lyonの研究はとても素晴らしいものですが、その研究を引き継いで完成させたRif Winfieldも凄いですね。

＞「幕末の蒸気船物語」
わはは、これも出遅れた。はい、もう書くことがありません。幕末の日本に来航した各国の蒸気船、幕府及び各藩が購入した蒸気船についてまとまって書かれた本としては唯一のものではないでしょうか。
この本に載っている王国海軍の軍艦をThe Sail & Steam Navy Listから探すのが楽しみです。
幕末の蒸気船と言えば、船の科学館の資料ガイドに「黒船来航」という小冊子がありますが、これも素晴らしい出来です。「幕末の蒸気船物語」の著者元網数道氏が書かれているペリュー艦隊の航跡、各艦の詳細は「幕末の蒸気船物語」同様素晴らしい内容ですし、精密側面イラスト、サスケハナの内部精密解剖図等など、カラー図版も多く小冊子でありながら資料価値十分です。

　おお、すでにお二方ともお持ちとは、欣快であります。
　ところで、J. J. Colledge著Ships of the Royal Navy: The Complete Record of All Fighting Ships of the Royal Navyと言う本も出版されました。
　この本は、遠い昔、こちらの御主人様が欲しがっていた本と記憶しておりますが、上下2冊の合本にして新たに出帆されました。ただ、以前の版では曳船のようなものまで網羅されておりましたが、今回の版では戦闘艦艇のみです。
　もちろん、内容はDavid Lyonの一連の著作の方が詳しいですが、ちょっと調べたいなと思った時にはハンディーなこちらの本の方が良いかも知れません。
　御紹介までに

　忘れておりました。
　密林情報は
　http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1853675660/qid=1087460687/sr=1-1/ref=sr_1_8_1/249-5455371-5021950
　であります。