バウンティのミュージカル
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バウンティのミュージカル
msg# 11985年頃に、英国でバウンティ号の反乱の舞台ミュージカル「MUTINY!」が上演されました。
非常に大掛かりなセットと、マイミチ役の女優さんが美人で人気を呼んだことなど聞き及んでいますが、それ以上の情報は全く無いまま今日に及んでおります。
どんな作品だったのか、興業成績はどうだったのか、一度見てみたいものだと。
我が家には、当時の小さな記事と、オリジナルキャストによるLPレコードが1枚あるきり。
作者は David Essex(クリスチャン役も)
ブライ役は、リチャード・レスター監督の映画「三銃士」「四銃士」でポルトスを演じていたフランク・フィンレイです。
しかし、インターネットという優れものがある現代。
ふと思いついて検索したら、ありましたよホームページが。海外に。ばんざ~い。
ミュージカルなどという珍品があったのか!と興味深々な人は、
MUSICAL MUTINY!
とでも入力して検索してみて下さい。
CDが出れば皆で聞けるのにね。出ないのかなあ。
歌うブライ艦長…やっぱりシュールだなあ。
Re: 自分で付けたスレッドにもう一度
msg# 1.1「M&C」のロードショーは23日までですが、私は本日見納めてまいりました。
お気に入りの作品が映画になったので、「ひとりオーブリー祭り」などと称して週末になると一人でいそいそ、いそいそと映画館へ通い、「カイロの紫の薔薇」のミア・ファローみたいになってウットリとスクリーンに見入る日々。
予期せぬ長期ロードショーになったせいで、恐ろしいことに、鑑賞回数が44回に達してしまいました。
回数見たメリットは、初めは絶望的なまで聞き取れなかったラッセル・クロウのセリフが、30回目あたりから妙に聞き取れるようになったこと。繰り返す事の重要さが身に染みました。
マディラワイン(ポルトガル産)も飲みましたが、月平均70時間以上残業している身で疲労しているところへ、ワインが甘いくせにアルコール度が19度もあって、目がまわって倒れてしまいました。ああ、気持ち悪かった…。
オーブリーの時代の人が飲んでいたマディラもこんなだったのでしょうか?
ビンの注意書きを読むと、このワインはアペリティフまたは料理酒として使われるそうで。早速、料理酒に使いましたが、3780円の料理酒というのもいかがなものかと…。
さて、やっと落ち着いて読書ができます。
ジェームズ・フェニモア・クーパーの「The Red Rover」を読んでみたい。文章と単語がむつかしくて2回挫折しているので、今度こそ!
「モヒカン族の最後」で有名なクーパーは、若い頃アメリカ海軍に居たことがあって、アメリカに海洋小説を根付かせたいという願望があったようです。
クーパーの海洋系小説を読んだことがある人はいらっしゃいますか?
40回!!!
msg# 1.2艦長、40回とは凄すぎます。
>30回目あたりから妙に聞き取れるようになったこと
ここ1週間、DVDから英語サブタイトルをテキスト・データ化するという作業をしています。そこで思うのは、日本語字幕への翻訳過程で翻訳されなかったものはかなりあるということ。日本語字幕の字数制限の中で、あの字幕は良く出来ているのですが、英語のサブタイトルを見ると、重要な台詞が結構あります。
その一例が、とーこ様のSail ho!での「艦長室での会話」。マチュリンが約束をやぶったオーブリーを艦長室で責めるシーンでの、オーブリーの反応もこの辺を知っているとよく解ります。
>クーパーの海洋系小説を読んだことがある人はいらっしゃいますか?
というより、クーパーに海洋冒険小説があることすら知らないのです。だれか知ってます?
Re: J.F.Cooper
msg# 1.3昔々本は買ったものの、まだ読めていないこの人の作品。
海洋系と思われる作品が3作あるので、今度こそ、石にかじりついてでも読んでみようと。(いや、また挫折か…)
The Red Rover:A Tale (1827年の作品)
The Pilot:A Tale of the Sea
The Two Admirals:A Tale
アマゾンを検索したら、最初の2作品は1冊の本になって発売されているようでした。読んだ人の書評も出ていました。
The Red Roverは、1759年ごろのアメリカのニューポートを舞台に、The Red Roverと呼ばれる荒くれ者(海賊ですな)を描いた作品のようです。
読んだら、また報告します。(いつになるのか?)
そういえば、フレデリック・マリヤットの伝記というか研究書のような本を読んだ時、マリヤットの作品にはクーパーのホークアイに影響されたらしい作品があるとのこと。
The Settlers of Canada という作品があるのですが、これかも。
19世紀初頭あたりから、未踏の大地や部族のようなテーマにロマンを見出すフロンティア趣味の風潮が広がったみたいです。この辺の事情は、本の一端で読みかじっただけなので、断言できないのが残念です。
Re: 英語のサブタイトル
msg# 1.4もうひとつ。
只野様、お疲れ様です。サブタイトル文章化とは、また難儀なことを!! 身体を壊さないように頑張ってね。
ネイグルの刑罰の件でオーブリーとマチュリンがやり合う内容が、重かったですね。
当時の軍艦の艦長ともなると、軍の規則で(ここがすごい)部下の生殺与奪の実権を持たされていたわけで、抵抗するわけにもいかず、生身の人間であればこそ心情的に実に厳しい。
マチュリンは、一般的な倫理感を持ってして理不尽さに抵抗したわけで、両方とも言い分は合っているだけに、いつまでも平行線を辿るばかりで相容れないのが悲しい。
そんな事情が、簡潔によく整理された原語のセリフだったと思います。
Re: バウンティのミュージカル
msg# 1.5I艦長>
>身体を壊さないように頑張ってね。
それは、艦長へのセリフでは…? 映画終わったのですから、本当にゆっくり休んでくださいね(残業70時間だったら、私は家で寝てます…いや実際寝ていて3月半ばは全然映画に行かなかったんだけど)。
>ネイグルの刑罰の件でオーブリーとマチュリンがやり合う内容
これ、実は訳しかけているのですが、今回の映画から入って海洋小説読み慣れていない方のことを考えると、艦長の背負う背景を全て説明しなければならないんですよ。
「重労働を課さなければ叛乱が起こる」って、それはあの時代の艦尾甲板側としては当然の考え方なんだけでも、私たちがそれを当然だと思うのは、ボライソーやラミジで実例を知っているからでしょう? それを初心者の方にどう説明したら良いものやら。
先週の土曜にSail hoにupした艦長室のやりとりも「封緘命令は艦長のみが読むことができる」とか「軍医の守秘義務」とか、映画では説明されていないけど当時では当たり前のことがいろいろあるわけで。
実は私自身もけっこうこのあたり当たり前になっていて、初めて映画を見た方にとっては、何が当たり前で何が当たり前じゃないのかわからなくなっているのね。皆さんの反応を読むと、あ…これも説明しなくちゃ…と思うわけで、
ところで、私のUS版DVD入手はちょっと遅れそうです。
例によって例のごとく一緒に他の本たのんでしまったので。
アメリカの海洋小説ブームはすごいですね。ラミジに品切れが出てますよ。私はラミジはいいんだけど、アラン・リューリーは品切れ困るので、既刊すべて取り寄せにしたら…届くの連休明けになりそうです。