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船の科学館「19世紀の英仏軍艦と海の男たち」展

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 .2 .3 .4 .5 .6 .7 .8 .9 | 投稿日時 2004/2/11 9:36
只野四十郎  管理人   投稿数: 908

久しぶりに「船の科学館」のサイトをのぞいたら「M&C」の公開を記念した展示が行われます。
題して
「19世紀の英仏軍艦と海の男たち」展の開催
~映画の世界がさらに広がる~「マスター・アンド・コマンダー」公開記念
 期間:2004 年 2 月 20 日 ~ 2004 年 3 月 28 日
 場所:船の科学館 別館/羊蹄丸アドミラルホール
映画にに登場する帆船の模型、撮影に使用した衣装、小道具も展示されるようです。

船の科学館
http://www.funenokagakukan.or.jp/

お近くの皆さん、是非行きませう。

投票数:3 平均点:6.67
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2004/2/20 20:22
只野四十郎  管理人   投稿数: 908

本日早速、見てまいりました。
入り口の「今、女性たちがこの映画に熱いエールを贈っています!」というブエナビスタの宣伝看板にはチョット引きましたけど全体的には良い展示でした。映画を見た方もこれから見る方も一見の価値は有るかと思います。

展示は、映画のシーン・パネルが20パネルほど、映画の小道具。そしてメイキング映像と宣伝映像が流されており、中央には「ザ・ロープ」のメンバーの手による帆船模型が並んでいます。

展示パネルには船の科学館による当時の王国海軍の説明がついていますが、映画そのものについては基本的にブエナ・ビスタの宣伝に沿ったもの(ビエナ・ビスタが協力しているから当たり前ですが)になっていますが、例の「戦う天使」はありませんでした。
船の科学館による説明ですけどおおむね良いのですが、一部間違いがありました。「フランスのフリゲート艦は(中略)大きな帆装を持っていますが装甲は薄く、長期の航海に・・・」「イギリスのフリゲート艦は(中略)多少鈍重ではありますが厚い装甲を持ち、」と書かれているのです。当時の木造帆船は「装甲」などというものは持っていないのでけどね~。書くとすると「フランス艦はおおむねイギリス艦より軽く作られていたため軽快でスピードも出せた」「イギリス艦は、鈍重ではあるが頑丈で対航性能が良かった」くらいが良いのではないでしょうか。
映画のシーン・パネルは結構ネタバレを含んでいますので、映画を未見の方はご注意ください。

映画に使われた小道具ですが、海尉の略装、水兵服2体、士官食器、水兵食器、マスケット銃、アンモ・ポーチ、フリントロック・ピストル、パウダー・ホーン、砲弾、チェイン・ショット、バー・ショット、装薬袋、装薬筒、フレキシブル・ランマー、切り込み斧等が展示されています。測深鉛、ハンド・ログもありましたがこれは船の科学館の展示物でしょう。英語原作と早川版原作も展示してありました。衣装は他に海兵隊将校等2体分来日しているそうですが、現在日劇にあるとか28日の公開後は船の科学館の展示に加わるかもしれないとのことでした。

メイキング映像ですが、DVDに収録されるものでしょうか、日本語の字幕(誤訳だらけ)がついています。宣伝映像は例の「戦う天使」版、他に「オーブリー艦長」版、「マチュリン」版、「カラミー士官候補生」版が流れておりました。

帆船模型はザ・ロープの協力によるものですから出来栄えは文句なし。ですが一点問題が、「サプライズ号」「アケロン号」と表示された帆船模型が有るのですが、「サプライズ号」とされる帆船模型はフリゲート艦には違いないけど、どう見ても「サプライズ号」とは違います。そして、「アケロン号」とされる帆船模型は戦列艦(もしかするとブードリオの74門艦)なんです。ちなみに映画の「アケロン号」は合衆国フリゲート艦コンスティチューションがモデルです。ザ・ロープのメンバーが違うことを知らないはずがないので船の科学館かブエナ・ビスタ側の都合でしょう。

投票数:2 平均点:10.00
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2004/2/20 22:16
BLANCA 

大変ご無沙汰致しておりますm(__)m
今日からという事で気になっていたのですが、早速行かれたのですね!制服の展示、艦長は無しですか。あるかもと楽しみにしてたのに、ちょっと残念です。
でもなかなかの内容のようで、行ける日が楽しみです。行く時には只野さんのレポートを頭にインプットして、しっかり見て来ようと思います。でもその前に『M&C』観なくては!とにかく早く観たいです!!!

ところでこの機会に、前から気になっていた質問を一つさせてください。今頃…な内容なのですが(^_^;)
HH3で、ペリュー提督のトナント号にコマンダーが乗っているのですが、この場合のコマンダーの役割は何になるのでしょうか。艦長って事はないでしょうから、副長?それとも提督の副官とか。(相変わらず無知でお恥ずかしいです)

投票数:3 平均点:3.33
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2004/2/21 13:20
Masayo.TともいうQたろー 

昨日はどうも!偶然お会いできてビックリ&嬉しかったです。お話が盛り上がりすぎて、あんまりしっかり展示を観てなかったような・・・(笑)。

>ザ・ロープのメンバーが違うことを知らないはずがないので
そもそもあの模型たちは、特別あのイベントの為に制作されたものではないので、仕方ないかもしれません。企画側からザ・ロープにきた注文は概ね「同時代のもので」「フランス艦とイギリス艦で」だったと師匠から聞いております。演出のために「サプライズ号」「アケロン号」とつけたのでしょうが、無理やりっぽいですよねー。

それよりも私は、一つ一つに制作者の名前が付いていないのが気になりました。プレートにお名前が入っているものは良いのですが、奥ゆかしい方は?船名だけ。小道具っぽい使われ方をされるなら仕方ありませんが、ああいう「展示」という形式を取るなら、できれば小さいパネルでお名前を表示して欲しかったです。

>金曜日とはいえ平日の18:30、いけるかな~、会社を休めば簡単だけど・・・
私も昨日は無理やりお休みを作って行きました。19日は「歯医者さん」にしようかな!(笑)

投票数:10 平均点:8.00
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2004/2/21 15:44
軍曹 

こんにちは、軍曹です。昨日は有難うございました。あの後、一時間ほど会場におりましたが、只野さんから予備知識を頂いたおかげで、展示を堪能することができました。

小道具の武器ですが、あれは全てゴム製なんだそうですね。解説を見るまで、てっきりDENIXと同じ亜鉛合金と木でできているのかと思っていました。まぁ、あんな重い物を皆で振り回したら危ないかもしれませんが…(←平気で振り回している男の談)
砲弾にいたっては発泡スチロールだそうで、これは館員の方に説明されるまで気がつきませんでした。最近の小道具は、本当によくできていますね。あの武器、どこかで手に入らないでしょうか。

件の「サプライズ号」「アケロン号」の模型ですが、私が見に行った時点では、館員の方がお客さんに、映画とは直接関係ない旨を説明していたようです。どこからか苦情がきたんでしょうか?

投票数:2 平均点:10.00
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2004/2/21 21:49
只野四十郎  管理人   投稿数: 908

ワッハッハ、今日も行ってきてしまいました「19世紀の英仏軍艦と海の男たち」展。
午前中「王の帰還」見て午後から船の科学館へ、土曜日の午後というのにガラガラでした。この展示会を見るだけなら入場料は無料ですので、皆さん一度行ってみてください。

BLANCAさま
私の艦長の制服が楽しみだったのですが残念です。でも海尉略装を見ることが出来る機会はそうはないので一度どーぞ。
>ペリュー提督のトナント号にコマンダーが乗っているのですが
うーん、これがよく解らんのですよ。旗艦艦長は多分ハモンド艦長ですよね。で、このコマンダーが副官かと問われると・・・艦隊司令官につく副官はFlag Lieutenatsといって通常は海尉なんですが、一般の海尉とは立場が異なるので1階級上のコマンダーの制服を着ているのかも知れません。一時期別の掲示板で艦隊司令官の副官の制服が話題になったときは、通常の海尉の制服に肩章を付けるのではということなったのですが。

Masayoさま
昨日はどうも失礼しました。お友達には申し訳ないことをしてしまいました。
>ザ・ロープのメンバーが違うことを知らないはずがないので
今日会場の係りの方に聞きましたところ、ブエナビスタ側の都合だそうです。ブエナビスタとしてはサプライズ号とアケロン号の模型を展示したい、けどザ・ロープに話があって準備期間は2週間、とても準備できない。ということで出来るだけイメージが似ていそうな帆船模型ということになったそうな。で、無理やりサプライズ号とアケロン号となったしだい。
>できれば小さいパネルでお名前を表示して欲しかったです。
同感ですね、帆船模型はちょっとした芸術品です、ですから海洋画などと同じく作者を記して欲しいですね。

軍曹さま
Masayoさまにつづいて軍曹さまにお会いできて昨日はビックリの連続でした。
私も最初は良く出来たレプリカだと思っていのですが、よーく見ると可動部部がどう見ても一体成型、で映画用のプロップと気がついたしだいです。砲弾も言われなければ気がつきませんよ発泡スチロールなんて、本当に良く出来ています。
>どこからか苦情がきたんでしょうか?
私がいたときに、相当つっこみを入れていた方が一人(私じゃないですよ)いましたから、その方かな。

投票数:5 平均点:2.00
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2004/2/22 23:37
BLANCA 

コマンダーの件、ありがとうございました。
はっきりはしないのですね。でも参考になりましたm(__)m

ところで今日、日劇1に行ってきたのですが、劇場内のロビーに地味に(笑)マネキンに着せた『M&C』の衣装が飾ってありました。そこにあったのは海兵隊士官2着ではなく海兵隊キャプテンと掌帆長着用の衣装ということで、もう1着の海兵隊士官は下の日劇2にでも飾ってあるのでしょうかね。それとも展示会の方と1着入替えたのでしょうかしら。
しかし、やっぱり艦長の制服が見られないのが残念です!

投票数:6 平均点:5.00
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2004/2/22 23:42
Blue Peter 

折りよく上京の機会がありましたので見に行ってきました。早くショッピングに行きたそうな後輩を引っ張って「船の博物館」のほうもついでにぐるっと(笑)
本の挿絵でしか見たことないものが実物で並んでる~とやや興奮気味、パネルの前でにわか知識を後輩に披露していたら館員の方が測深鉛を実際に持たせてくださりその重さにびっくり。帆船模型というものは初めて見ましたが、たいへん精緻なつくりでまさに美術品ですね。華奢な部品も多いのにガラスケースに入れなくてだいじょうぶなんだろうかと心配。でも何処をどう引っ張ったらどれが動くのやら、思わず触って確かめたくなる・・・(^_^;)
只野様の情報のおかげで、映画の公開がますます楽しみになりました。

投票数:6 平均点:5.00
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2004/2/22 23:52
Blue Peter 

「船の博物館」じゃなくて「船の科学館」でしたね(汗)
少々展示物が古めかしくはありましたが、船の仕組みとか楽しかったです。時間がなくて売店に寄れなかったのが残念。

投票数:3 平均点:3.33
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2004/2/24 22:28
只野四十郎  管理人   投稿数: 908

BLANCAさま
>地味に(笑)マネキンに着せた『M&C』の衣装が飾ってありました。
ふむ、そうすると日本に来ている衣装は5体分ということですので、海尉略装1体、海兵隊将校1体、掌帆長1体、水兵2体ということになります。海兵隊将校は1体だけなんですね、残念。

Blue Peterさま
タイミングがあってよかったですね。同行の後輩には申し訳ないですが、チャンスを逃したらだめですよね。
あの測深鉛は実際に船の科学館の海洋教室で使用しているものだそうです。マークが「尋」なのか「メートル」なのか聞くのを忘れた、今度行ったら聞いて見ます。
帆船模型は本当に何度見てもため息が出るくらい良く出来ています。でも触ってはだめですよ~、素人が触ると壊すだけです。それよりも是非実物の帆船で体験してください。海星は運行中止してますけど、まだあこがれも海王丸もあります。このまま海星がの運行中止が続くようなら、あこがれに挑戦しようか悩んでいます。

投票数:2 平均点:10.00

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