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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 .2 .3 .4 .5 .6 .7 | 投稿日時 2003/9/23 22:39
シンブル 

順風満帆のリンクよりお邪魔致しました
コンテンツの詳しさに圧倒されております
掲示板にお邪魔されている皆さんも皆本当に帆船にお詳しいので書き込みするのは敷居が高かったのですが、だからこそ質問してみたいことがありまして書きこんでしまいました
親の影響で帆船に興味を持って、ついでHHのドラマで完全に火がついて、自分で本を幾つか集めたのですが、和書は手に入りそうなものは手に入れたし、基本的に著者が同じような方が多いので、英語の成績が悪かったにもかかわらず身のほど知らずにも洋書に手を出してみたくなりました。
しかし、どんなものから手を出してよいかわかりません。アマゾンで見つけた気になる本の中にこちらの参考図書のページで見た物が入っていたので参考に簡単な内容をと思いまして…一番気になるのはConweyで発売されている「THE 24-GUN FRIGATE PANDORA」などのシリーズ。あとは「The Young Sea Officer's Sheet Anchor」や 「The Illustrated Companion to Nelson's Navy
」もアマゾンの書評を読んで気になるところです
本当は本屋で自分の目で内容を確認したいもの洋書取り扱いの本屋でもなかなか海事関係書籍の取り扱いがないので、是非簡単で良いので内容を教えていただければ幸いです

投票数:3 平均点:3.33
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2003/9/23 23:59
只野四十郎  管理人   投稿数: 908

シンプルさま、はじめまして
当サイトに訪問いただきありがとうございます。
>基本的に著者が同じような方が多いので
まあ、帆船に関しては杉浦昭典氏の著作が殆どいうのが現状ですねえ。私も、中学から大学まで勉強したにもかかわらず、英語は辞書を引き引きなんとか読める程度です。

ご質問の件ですが、帆船そのものの構造、詳細などに関してお知りになりたければ、Conwayの「THE 24-GUN FRIGATE PANDORA」等Anatomy of The Shipはお勧めです。内容は、その艦艇の歴史、主要寸法・重量などの要目、船体の正確な縮尺の3面図、各部の詳細図等から構成されています。このシリーズは1冊あれば帆船模型が製作できるほどでして帆船模型ファンには定番資料となっています。私は、帆船模型は作りませんが、構造、艦艇の詳細を知るために持っています。

「The Young Sea Officer's Sheet Anchor」は、1808年に英国で出版されたその題名のとおり海に乗り出す若者向けに書かれたシーマンシップの手引書のリプリントです。ロープの結束、マスト、ヤード、セイルの扱いかた、帆走の基本などについてイラストと共に解説されています。全然、帆船とシーマンシップについて知識がないと見ても解りませんが、杉浦昭典「帆船 艤装と歴史編」をお読みでしたら内容を理解できると思います。ただし、1808年当時の帆船に関する本ですので、基本は同じものの近代帆船とは違うところも多いです。ペーパーバック版でしたら価格的にお手ごろですので興味があれば買っても損は無いでしょう。

「The Illustrated Companion to Nelson's Navy」は、ナポレオン戦争中(ホーンブロワーの時代)の王国海軍の組織、艦艇、乗組員、シーマンシップ、戦闘等についてイラストを交えて書かれた本です。どちらかというと海洋冒険小説を始めて読む読者向けの解説書です。書き下ろしのイラストはいまいちですが、価格と内容的には妥当でしょう。

日本では想像もできませんが、海外では帆船に関する本はいくらで出版されています。私はそのうちナポレオン戦争中の王国海軍に関する本を集めているに過ぎませんが、これも想像できないくらいの冊数が出版されています。参考資料のコーナーは、それぞれの本について簡単なコメントをつけ、リーダーズガイド的にするつもりでいるのですが、なかなか実現できていません。
なにせ洋書は高いうえに種類も豊富、おまけに内容が不明。首都圏にお住まいなら、銀座、池袋の西山洋書で確認できますけど、それも難しいとあってはどれを買ったら良いか悩みますよね。参考資料コーナーにある本でしたらいつでも内容の紹介をいたしますのでご質問ください。
帆船の世界は魅力が一杯です、きっと素晴らしい航海になりますよ。
ところでハンドルネームはマラヤット著「ピーター・シムプル」からですか?

投票数:5 平均点:6.00
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2003/9/24 22:00
シンブル 

詳しい解説ありがとうございます。
Conweyは次々続編が出ているようですが、オススメに従って少しずつ集めてみようかと思います
帆船の本は洋書だけでなく和書も高価で、なおかつ現在はほとんど絶版で手に入れるのにも原価高い本もあるので困ります。またほとんどがハードカバーで収納が大変で、重い。先日「万有ガイド・シリーズ (11) 帆船」を足におっこどして足指の骨にヒビをいれまいた(苦笑)

ハンドルネームはそんな高尚なものじゃないんです。「フ」についてるのは半濁点ではなくて濁点なんです。シンブル=thimbleで指貫という意味でつけました。コレクションしているもので…
なんだか暴露してしまうと恥ずかしいばかりです

投票数:4 平均点:5.00
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2003/9/24 23:23
只野四十郎  管理人   投稿数: 908

洋書ですが、あせらずに集めてください。もうご存知だと思いますが、高価な本がおおいです。一気にいくと大変なことに・・・しかし和書ほどではありませんが、絶版になるのも早いのであんまりゆっくですとそれもまた(^^;;
洋書も大判で紙質が良いものが多く、大きくて重い本が多いです、お気をつけあれ。しかし、洋書でしか知ることのできない情報が一杯ありますので、洋書に手を出すしか無いということにどうしてもなってしまいます。

>ハンドルネームはそんな高尚なものじゃないんです
Windowsですと「BU」と「PU」の区別がつきにくいものでして、大変失礼いたしました。
フレデリック・マリアット著「ピーター・シンプル」は、ホーンブロワーの時代に実際に王国海軍士官であった著者が書いた海洋冒険小説です。
貴族の家系に連なりながら、三男坊の牧師の家に生まれたため、又「一族中の莫迦者」なるがゆえに、無理やり士官候補生として王国海軍に放り込まれた主人公ピーター・シンプルが、優れた上官に恵まれながら、成長していき、1艦の副長まで昇進していく姿が描かれます。
「一族中の莫迦者」どころか、勇気と知性にあふれた主人公、そして主人公の生涯の友となる海軍士官オブライエンの勇敢さと、主人公への変わらぬ友情。主人公を愛するフランスの少女。主人公を陥れようとする伯父と、その意を受けた無能な艦長。非常に魅力的な登場人物でいっぱいです。
昭和16年の出版ゆえ旧漢字、旧かな使いという現代の日本人には読みにくい本ですが、大変面白い本です。岩波文庫から再販されていますので、もし興味がありましたらご一読されてはと思います。

投票数:5 平均点:2.00
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2003/9/27 23:12
松本道房 

シンブル様
 帆船関係の洋書をお集めとのこと。只野様から詳細なアドバイスがありましたが、私のお勧めの本を紹介します。
 Anatomy of the Shipのシリーズには、100-gun Victory,
74-gun Bellona,Frigate Diana,32-gun Essex,20-gun Brandfordがあります。
 また、フリゲート艦の構造でしたら、Robert Gardinerの
"The First Frigates","The Heavy Frigate","Frigates of the Napoleonic Wars"という素晴らしい連作があります。
 Gardinerは戦列艦の本も書いていて、"Warships of the Napoleonic Era"で、これもいい本です。
 戦列艦の安価な本は、OSPREYの"British Napoleonic Ship-of-The Line"がお勧めです。アマゾンで1700円くらいでしょうか。
 戦史では、Chatham Pictorial Historiesが図版が多く、面白い内容です。ジャック・オーブリーの戦いの元になった、コクラン、ダンス、ジョサイアス・ローリーの話やつり下げキールのついた特殊艦の話などもあります。ジャックのソフィーのモデルのスピーディーの絵もあります。このシリーズは、
"Freet Battle and Blockade","Nelson against Napoleon",
"The Campaign of Trafalgar","The Victory of Seapower",
"The Naval War of 1812"とあります。
 読み物では、James Hendersonの"THE FRIGATES"がとても面白い本です。インディがドロワ・ド・ロームを海岸に追い込む絵やサプライズがハーマイアニをカットアウトする話、シャノンとチェサピークの一騎打ちなどフリゲート艦どうしの有名な
戦い満載です。ポケットブックでもでています。
 いささかでも参考にしていただければ幸いです。

投票数:5 平均点:2.00
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2003/9/28 9:41
只野四十郎  管理人   投稿数: 908

松本様、フォローありがとうございます。
Anatomy of the Shipシリーズは版元品切れが多いのが難点ですな、もっとも何年かおきに再版されますけど。「Frigate Diana」は来年はじめに再版予定になっていました。
「The First Frigates」「The Heavy Frigate」は残念ながら絶版ですね。古書もなかなか見つかりません。
Chatham Pictorial Historiesですが、現在UKではChatham Pbulishingからの出版ではなく、Caxton Pictorial HistoriesとしてCaxton Editionsから出版されています。USではそのままNaval Institute Pressから出版されていますけど。Chatham Pbulishingてなにかあったのでしょうか、ホームページが開きません。発売予定であった本も発売されないし(T.T)

投票数:9 平均点:6.67
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2003/9/30 0:21
シンブル 

只野様、松本様丁寧にありがとうございます
心引かれる本が沢山できてうれしもののいったいどこから手をつけてよいやら迷ってしまいますね。
一番は英語が簡単な本が希望ですけど、そんな本はありはしないですしね(苦笑)
取り合えずご紹介頂いた本を表にして少しずつ集めていきたいと思います
本当にありがとうございます

投票数:5 平均点:2.00
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2003/9/30 22:53
松本道房 

シンブル様
 日本の英語教育のせいか、どうも古い英国の本(ジェームズのネーバルヒストリーような)の方が読みやすいようです(私だけ?)。
 ご紹介した本の中では、"British Napoleonic Ship-of-The Line"とかJames Hendersonの"THE FRIGATES"が読みやすい方だと思います。特に"THE FRIGATE"は、エドワード・ペリュー指揮のニンフvsクレオパトラから1812年戦役のシャノンvsチェサピークまで話題満載です。ペーパーバックですし!
 それから、ジャック・オーブリーの著者のパトリック・オブライエンが書いた”Men-of-War:Life in Nelson's Navy"はアマゾンで2428円と安い割に絵がカラー満載、文章も比較的簡明だと思います。これらの本は薄いので、足の上に落としても大丈夫!参考にしていただければ幸いです。

投票数:3 平均点:6.67

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