Wlelcome aboard!! Sorry, This site is Japanese contents only
Sailing Navy Home
サイト内検索
メインメニュー
サブメニュー
Log & Forum
著作権&リンクポリシー

またまた階級について質問させてください

  • このフォーラムに新しいトピックを立てることはできません
  • このフォーラムではゲスト投稿が禁止されています
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2004/4/8 2:29
デメテル 

先日は、迅速かつ詳細な御説明、誠にありがとうございました。
御好意に甘えて、また、質問させてください。

現在の日本では、先日イラクで亡くなられた外交官の方々のように
公務で殉職された場合に、死亡時に昇進することがあります。
ナポレオン戦争当時の英国海軍に、このような特別昇進(?)が
あったのでしょうか。
といいますのは、映画の中の水葬のシーンで、死亡した水兵が皆、
able seaman と言われていたし、カラミー君も、acting lieutenant
ではなく、ただ lieutenant とよばれていたように思うのです。
英語力の貧しさゆえ、ちゃんと聞き取れていたという確信は
ないのですけれど、なにか、ちょっと階級が高くなってない?
という印象があったものですから・・・

あまりに瑣末な質問で恥ずかしいのですけれど、
お暇な時でかまいませんので、御教示くださいませ。

投票数:1 平均点:0.00
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2004/4/10 9:51
只野四十郎  管理人   投稿数: 908

返事が遅くなりまして申し訳ございません。

>このような特別昇進(?)が
カラミーは海尉任官試験の受験資格である、士官候補生勤務実績6年を過ぎているので、艦上では代理海尉(acting lieutenant)とみなしても差し支えない設定なのですが、どうでしょうか調べたのですが、チョット不明です。
一応、死後奥さんとかに支払われる年金制度もありましたので、死後昇進を認めると年金の金額が上がるはず、ケチな海軍本部がはたして認めるのかよく解りません。
カラミーは海尉任官試験を受験しても間違いなく合格して正式に任官出来たでしょう、だから最後はジャックの温情かもしれません。もちろん、報告書には海尉(lieutenant)と書くでしょうね。

水葬のシーンで呼ばれる水兵がable seamanが多いのは、原作ではHMSサプライズでは、able seamanの比率が高いのだそうです。
昨日原作を読んだ方に聞いたのですが、HMSサプライズに移る前のオーブリーの乗艦は戦列艦で、その戦列艦がドック入りかなにかしてサプライズに移るときにable seamanを一緒にごっそり連れて行ったとか。原作ありきの映画ですから、この設定が生きていると考えて良いと思います。くださいませ。

投票数:1 平均点:10.00
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2004/4/11 2:31
デメテル 

ご多忙中にもかかわらず、お返事、ありがとうございました。

> 死後昇進を認めると年金の金額が上がるはず、ケチな海軍本部がはたして認めるのかよく解りません。

そうですよね、給料の安さに、暴動が起こったりしていたのですよね。
ケチな海軍本部がそんなことを認めるはずはなさそうですよね。

>(カラミーに関しては)だから最後はジャックの温情かもしれません。もちろん、報告書には海尉(lieutenant)と書くでしょうね。

こういうところ、「理」よりも「情」の方が勝っている感じのジャックの性格を表現しているのでしょうか。
直前に midshipman から acting lieutenant に昇任させたばかりでも、
けちな海軍本部の方針に逆らってでも、lieutenant と呼ばなくては
気がすまなかった・・・
こんなふうに考えて、よいのでしょうか。

> 水葬のシーンで呼ばれる水兵がable seamanが多いのは、原作ではHMSサプライズでは、able seamanの比率が高いのだそうです。
> 昨日原作を読んだ方に聞いたのですが、HMSサプライズに移る前のオーブリーの乗艦は戦列艦で、その戦列艦がドック入りかなにかしてサプライズに移るときにable seamanを一緒にごっそり連れて行ったとか。

なるほど、そういう設定なのでしたら、納得がいきます。
でも、そうであるならば、マストの上げ下ろしや展帆、縮帆にも当然、熟達しているはず。
ホーン岬でウォーリーが帆桁の上で動けなくなる、という状況設定が不自然に感じられてきます。
able seaman ですら縮帆が困難なほどに、ホーン岬の嵐はすさまじいものなのだ、と言ってしまえばそれまでなのですが・・・

投票数:2 平均点:5.00

  条件検索へ


Copyright (C) 2002-2006 只野 四十郎(Tadano Shijyurou).All Rights Reserved. 当サイト内の全ての文章、画像、資料の複製、転用を禁じます。
当サイト管理者が著作権を有しない画像を使用しています。それらはいかなる理由があろうと、複製、転用を禁じます。詳細は著作権(Copyright)をご覧ください。