海のF1(RE:Captain's Log 1/14)
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海のF1(RE:Captain's Log 1/14)
msg# 1 1月14日のCaptain's Logを拝見して、私が何を思いだしてしまったかというと、10年前のF1レースのハイテク騒動でした。あの時はカーブや凸凹路面でコンピュータが勝手に判断して姿勢制御するアクティブサスペンション装置が問題になって、最終的には「それはやっぱり人間がクルマを操作するレースにはNGだろう」ということで禁止になったのですが。
さすがあのレースは海のF1と言われるだけあって、そういう仕掛けがあるのですか…。そ、それにしても帆船で40ノットって…、200年前に慣れている人間にとってはちょっと想像を絶しますね。
今回のキールは、コンピュータではなく人間の判断で使用するわけだからF1レースカーのケースとは違うのでしょうけれども、その動力が人力ではないということが問題…というか本来人力ではその状態でキールを動かすことは出来ないということでしょうか?
これついでにちょっと気になったんですけど、舵は? もちろん動力ではないにしても油圧とか多少の仕掛けはあるわけですよね?じゃないと人力では動きませんものね?
>通信とか航海機器とか、食事の準備、海水の真水化のために
このあたりは直接、速力を出すことには関係しませんから私はあまり気にしないのですが…というか、今は無鉄砲な冒険の時代ではありませんから、そのあたりはきちんとしていないと一般に認められない世の中で、私もやっぱり、最低限の居住性と安全はないといけないでしょう、と思うので。
10年前のF1と同じ判断基準なら、人間が判断している限り可ということになりますが、元から動力で動くことが前提のクルマと違ってヨットは動力が無いのが基本ですから、うーん、正直わかりませんわ~。
Re: 海のF1(RE:Captain's Log 1/14)
msg# 1.1>10年前のF1レースのハイテク騒動でした
ありましたねえ、そんなこと。アクティブ・サスの開発コストがかさむのと下位のチームでは資金的に無理、でも装備していないと勝てないという事情もあったようですが。
>というか本来人力ではその状態でキールを動かすことは出来ないということでしょうか?
5トンもの重量物を水の抵抗に逆らって、10名のクルーの人力で動かすのは不可能でしょう。現代のヨットのキールは帆船時代のセンター・ボードとか、リー・ボードの延長線上にありますが、帆船時代のそれは人力で上げ下げできたので、今回のカウンティング・キールとは根本的に違うと思います。
そのわりに、操舵輪があの船体の大きさにしては帆船並みに径が大きいので、操舵は多分動力アシストが無いように見えます。動力アシストがあればもっと小さい操舵輪でしょう。
200年前は12ノットから17ノットくらいが最高。今回のボルボ・オーシャン・レースでは下手をすると平均速力でそれくらい行ってしまいそう。
風の力のみで40ノットの速力が可能というのは凄いと思いますが、やはりなんか引っかかりますねぇ。