遠くから見るとセイルがついていないように見えますが、フォア・マストを下から眺めてみますと、セイルがきっちりと畳まれています。

エスメラルダを見学し終えて写真を撮っていたところ、港内を「海星」が帆走していました。
ちょっと見難いですが、中央の青い船体が「海星」です。

舷門脇では３本のオールに下げられた時鍾が来艦者を迎えます。が、別に鳴らされるわけではありません。
画面中央に帆布で覆われた小屋が見えますが、中には玉葱とじゃが芋が大量に積み込まれていました

船首像はコンドルです。

艦尾甲板の操舵輪と船鍾です。クァウテモックもそうですが、荒天中に帆走する際、乗組員が波にさらわれるのを防ぐフードがありません。

後景のクレーンが邪魔ですが、こうして見るとやっぱりきれいな船です。４本のマスト頂に国旗を掲げています。またジガー・マストにはペナントが掲げられています

エスメラルダは左右両舷に２門づつの大砲を搭載しています。礼砲用ですね。
ちなみに東京入港時の海上自衛隊との礼砲交換は観音崎とか。

ブリッジ右舷張出上の羅針盤です。

艦尾にランタンがあります。夜間航海中に点灯されることはあるのでしょうか。

海上自衛隊５０周年記念国際観艦式にチリ海軍演習帆船エスメラルダが来航。横浜で一般公開されましたので２００２年１０月１４日に見学してきました。
海上自衛隊国際観艦式の一環としての一般公開ですので、テロを警戒してか会場となった横浜新港埠頭は物々しい警戒態勢。手荷物検査に、金属探知機による身体検査まで行われました。又、会場のあちこちで立ち入り禁止区域があり、艦首側から満足な写真を撮ることが出来ませんでしたのでご容赦を。