エリザベス二世女王在位50周年記念メダル（Queen Elizabeth II Golden Jubilee Medal）2002年（左）
エリザベス二世女王在位60周年記念メダル（Queen Elizabeth II Diamond Jubilee Medal）2012年（右）
の実物（本物）を入手いたしました。

2002年エリザベス二世女王在位50周年記念、2012年エリザベス二世女王在位60周年記念に現役兵士、予備役兵士、警官、消防士、救急隊員、チェルシー年金生活者、王宮使用人などに授与されたメダルの本物です。
製作は共にThe Royal Mint。ご覧のようにそれぞれケース入りで授与されました。
 

エリザベス二世女王在位50周年記念メダル（Queen Elizabeth II Golden Jubilee Medal）2002年
右：表
左：裏

なんとThe Royal Mintの鑑定書付きです

左：表
右：裏

エリザベス二世女王在位60周年記念メダル（Queen Elizabeth II Diamond Jubilee Medal）2012年
左：表
右：裏
こちらは鑑定書は無しです

各メダルには佩用用のピンが付いていますが、このまま佩用することはありません。普通リプレイスメント・メダルをメダル・バーにマウントして佩用します。リプレイスメント・メダル（replacement medal）は、言葉の通り代替用メダルです。たとえばこんなの。
右：フォークランド紛争メダル（South Atlantic Medal with rosette）
ロゼッタは南緯35度から60度まで、早い話フォークランド諸島・南ジョージア島周辺戦闘海域及びフォークランド諸島・南ジョージア島で従軍した兵士であることを示します。
左：イラク戦争メダル（Iraq Medal）

まあ、本物と見分けが付きません。製作しているのは本物と同じThe Royal Mintですから。
ご覧の通りこのままでは佩用できません。

そこでメダルバーにマウントして佩用します。
左：表
右：裏、メダルバーにマウントすると言っても結構手間かかります。これがメダル5連とか7連とかになると、かなり大変です。これあちこちの寸法が細かく定められていて、間違えると大恥書きます。
佩用するためのピンが裏面に付いているのですが、服地にそのまま刺し通すのではありません。ピンの大きさの糸の輪を2個作り、それを制服に水平に縫い付け、そこにピンを通して佩用します。

佩用例：ヨーク公アンドリュー王子
ヨーク公アンドリュー王子はフォークランド諸島海域に出撃した航空母艦インヴィンシブルのヘリコプター・パイロットとしてヘリに搭乗、エクゾゼ・ミサイルへの囮役を努めました。その証がSouth Atlantic Medal with rosetteです。

2002年エリザベス二世女王在位50周年記念メダル、2012年エリザベス二世女王在位60周年記念メダルの本物といっても価値はあまりたいしたことはありません。なにせ在位50周年記念メダルが40万枚、在位60周年記念メダルが45万枚も発行されましたので。South Atlantic Medal with rosetteの本物の10分の一以下の価値しかありません。
South Atlantic Medal with rosetteの本物欲しいのですが、10万円では届かないのですよ、本物のSouth Atlantic Medal with rosetteにはメダル側面に受賞者の名前と所属部隊が刻印されています。受賞者がハッキリしているものはさらにお値段が上がります(*_*)