Captain's Log
2006/01/17 火曜日
カテゴリー: その他, 帆船模型展 | (閲覧 :3062) |

キーラ・ナトレイ主演の「プライドと偏見」を観てきました。
「Pride」=「高慢」かというとチョット違うのですが、ジェーン・オースティン作「高慢と偏見」が原作です。


映画全体の出来は、うーん、全然映画の世界に引き込まれなかったなあ。あの原作を2時間10分に詰め込んでいますから、Miss.エリザベス・ベネットとMr.ダーシーの互いへの恋とそれを認めまいとするPrideを描いた恋物語のみに主眼を置いたのは解りますけどね。
まあ、もともとこのサイトで扱っている時代の英国が舞台なので、マナー・ハウスとか衣装などを観たかっただけで物語はあまり期待はしていなかったのですが、そういう意味では期待どおり。ロージングス、ペムバリーを初めとする建築物、内装は実に良かったです。衣装も悪くないです。
キーラ・ナトレイ、エリザベス役をよく演じていたと思います。でも綺麗なのは良いけど現代的過ぎるし、Gentleman’s daughterらしくない。口論の場面ではキーラ・ナトレイの本領発揮でしたけど(笑)、まあ、時代不詳のカリブ海のお嬢様くらいがコスチューム・プレイの限界ではないかと。
Mr.ダーシーもGentlemanに見えない。
ドナルド・サザーランド(Mr.ベネット)、ブレンダ・ブレッシン(Mrs.ベネット)、ジュディ・デンチ(Lady キャサリン・デ・バーグ)の脇役陣はさすがですね。ジュディ・デンチなんか、画面に映っただけで貫禄勝ち。ドナルド・サザーランドはMr.ベネットのあの皮肉ぶりが出てましたね。
Mr.ウィッカムを演じたルパート・フレンドですが、最初に見たときオーランド・ブルームと見間違えました。本当にオーランド・ブルームだったらもっと面白かったと思います。
私としては「高慢と偏見」は、BBC制作コリンファース主演「高慢と偏見」のほうがはるかに面白いし、原作の世界がしっかり描かれているのでこちらをお薦めします。

映画を観た足で銀座・伊東屋のザ・ロープ帆船模型展にも行ってきました。イベント・カレンダーでご案内しているとおり先週14日から29日まで開催されています。
ここ数年毎年行っていますが、今年の作品も粒ぞろい、眼福、眼福。
当サイトのお薦め作品は、アメリカのS.M.Aから出展されている、H.M.S.レパード(1/192)のドックヤード・モデル。この作品は凄い、1/192というサイズながら、艦尾、舷側の彫刻、中部甲板の艦載艇等など細かいところまで実に丁寧にかつ正確に作られています。もちろんオーブリー艦長のH.M.S.レパードでありますよ。
もう一つは、H.M.S.ブランドフォード。TV映画「ホーンブロワー」に登場するインディファティガブルを演じたグランド・タークのモデルになった艦の模型です。昨年夏の展示会では、マスト・ヤードが無かったのですが、今回はマスト、ヤード、リギンも艤装されています。
他にも良い作品が数多く展示されていますので、皆様一度どうぞ。

えー、レグ2途中経過ですが、ABN AMRO ONEが抜き返しエクリプス島のスコアリング・ゲートをトップで通過、ABN AMRO TWO、Movistarとつづいて通過しました。パイレーツ・オブカリビアンは4位で通過したのですが、通過後、スコアリング・ゲート近くのアルバニーの港に修理の為入ってしまいました。カウンティング・キールを動かす水圧装置の故障だそうです。

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