Captain's Log
2006/02/15 水曜日
カテゴリー: その他 | (閲覧 :1002) |

諸事情によりここのところ半ネット落ち状態、もう少し続きそうかな。
先ほどブラウザを立ち上げたら、WW2初頭にラプラタ川河口で自沈したドイツのポケット戦艦グラフ・シュペーの残骸からナチス・ドイツの鷲紋章の銅像が引き上げられたとの報道。
ところでKさんより「戦艦シュペー号の最後」の放送(3月20日0:30~2:25、NHKBS2)があるとの情報を頂きました。鷲章の引き上げ以前にNHKの放送は決まっていましたので、偶然ですよねえ。NHKが情報を事前に知っていて決めたとかないですよねえ。

「戦艦シュペー号の最後」ですが、WW2のラプラタ沖海戦を描いた作品です。WW2時の王国海軍の巡洋艦を使用して撮影されています。
 HMSエイジャックス・・・HMSシェフィールド
 HMSアキリース・・・インド海軍巡洋艦デリー(旧HMSアキリース)
 HMSエクセター・・・HMSジャマイカ
 HMSカンバーランド・・・HMSカンバーランド
 グラフ・シュペー・・・USSセーラム
ご覧のとおり、アキリースとカンバーランドは実際にハーウッド代将の南米支隊に加わっていた艦、アキリースはさらにラプラタ沖海戦に参加した艦です。
とまあ、これだけで見る価値はあると思うのですが、このサイト的な話題を一つ。映画の中で、エイジャックスの見張りが、エクセターを見て「フラッグ・ファイブ(Flag Five)」と叫ぶシーンがあります。
これはネルソン提督の時代までさかのぼるのです。信号旗「5番」(フラッグ・ファイブ(Flag Five))を掲げると「敵艦発見(Enemy insight)」を意味しました。そこから、「敵艦発見(Enemy insight)」とは呼ばず「フラッグ・ファイブ(Flag Five)」と呼ぶようになったのです。映画の中ではグラーフ・シュペーを視認したエクセターがこの信号旗を掲げ、それを見たエイジャックスの見張りが叫んだというわけ。
もう一つ、グラーフ・シュペーを視認したエクセター艦長が「Hoist battle ensign!」と下令、エクセターのメイン・マストとミズン・マストに特大のホワイト・エンスンがひるがえるシーンは何度見ても「オォ!」となります。日本の戦争映画のように開いた軍艦旗が掲げられるのではありませんよ、マストの上でホワイト・エンスンがパッ、パッと開くのです。日本海軍、現代の自衛隊、アメリカ海軍は知りませんが、木造帆走軍艦の時代もWW2でも王国海軍では畳んだ状態で掲げて、揚がりきったところでハリヤードを引くとパッと開いたのです。あ~、でも映画「マスター・アンド・コマンダー」では開いたまま掲げていたなあ(^^;;
ついでに海戦後ハーウッド代将とエクセター艦長ブラックウッド大佐がバース勲位を叙勲されたとの電報のシーン、はいこれも木造帆走軍艦の時代でもおなじみのバース勲爵士団であります。
デジタル・リマスター版のDVDが出ていますが、以前のLD、ビデオ版に比べ画面の鮮明度、色具合、明るさが全然違います。放送もデジタル・リマスター版だと良いなあ。

ボルボ・オーシャン・レースですが、第2レグを終了、現在メルボルン~ウェリントンの第3レグ終了間際です。
第2レグ、パイレーツ・オブ・カリビアンは4位に終わりました。1位はABN AMRO ONE、2位ABN AMRO TWO、3位Movistarです。ABN AMRO ONE、TWOは第1レグに続き1、2フィニッシュ。第3レグでもABN AMRO ONEはトップでゴールしそう。準備期間の長さと掛けているお金が違うのか、クルーの腕のよさが違うのかそれとも艇の設計が違うのか、いずれにしても強い!
第3レグ、パイレーツ・オブ・カリビアンは3位、何事も無ければこのままゴールできそうです。
ところで、第1レグを7艇で始まったこのレース、第3レグでは6艇で行われています。INGがどうやらスポンサーが見つからずにスタートできなかったようです。このレースではレース途中でスポンサーが変わるとかは毎度のこと、INGも第2レグまではスポンサーが付いていて、第3レグ以降は第2レグの結果次第だったのですが、第2レグは大幅に遅れてどん尻の5位(2艇リタイア)、スポンサーが下りちゃったのでしょう。新たなスポンサーを見つけて第4レグ以降も参戦して欲しいものです。

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