雑誌掲載版を毎月読んでいたので、やっとコミックスをきちんと読了しました。

ＴＶ映画「ＨＨ」、映画「Ｍ＆Ｃ」という、かっこうの映像資料があるとはいえ、フリゲート艦、海、と良く書けていますねぇ、登場人物も各人個性的ですしストーリーも面白い。
当時の英国が初期の産業革命の最中にありそれによる労働者と実業家の確執、冒頭の1665年からロンドン・ガゼットが発売されていたこと等も良く調べて、巧みに織り込んであるのには感心しました。
ファンタジーの元ネタがブルターニュ半島に伝わるケルト民族（ブリトン人）のものかどうかは私にはわかりませんが、三十数年海洋冒険小説ファンの私にも十分楽しめる作品でした。
あと、山田 睦月さんの描く人物が、私の好みの絵というのも良かった。漫画と言うのは絵の好みもありますのでねぇ。
新書館のサイトを眺めていたら11/28発売雑誌ウィングスに、「コランタン号の航海〜メリーウェザー艦長は猫である〜」 が掲載されるようです。こちらも楽しみです。