Captain's Log
2005/10/21 金曜日

おはようございます。(ただいま現地時間6時33分)
窓にたたきつける強い雨の音で目が覚めてしまいました。土砂降りです。
昨日もこの時間はそうだったけど、日中は降らないで欲しい。

10/21(金)
06:25 起床
強い西風、雨強し
06:40 Captain’s Log記入開始
06:50 朝食
07:20 朝食完了
07:30 檣頭に上がり、見張り開始、1マイル先の灰色雁が見える視界なり
TVでBBCニュースをみはじめています。
早速、HMSヴィクトリー前ライブ中継あり。
08:00より「England Expects」の信号旗掲揚ライブ放送ありとの情報
本日18:30より特別プログラム放送ありとの情報。
07:40 HMSヴィクトリー・グレート・キャビンよりライブ放送
王国海軍第二海軍委員自ら海戦当日の様子を説明
07:44 バーナム・ソープ(海軍中将ネルソン卿の生地)のパブからライブ
ネルソンの正装をしたお年寄りがお食事中
天気予報では本日は強い西風、時々雨
07:57 天気予報、10:00には晴れそうとのこと
07:59 ライブ中継開始。
水兵がすでに掲揚のため整列用意完了
08:00 王国海兵隊ラッパ手のラッパと共にホワイト・エンスン掲揚
第二海軍委員以下士官、水兵整列
08:03 海軍中将ネルソン卿より信号旗
「England Expects That Every Man Will Do His Duty」
掲揚の瞬間、涙が出て止まりません
08:10 スペイン、カディスよりライブ中継
当日の様子をリポーターが説明
08:15 バーナム・ソープのパブよりライブ中継
再び天気予報、ポーツマスは10:00には晴れ
08:17 雨は降り続けていますが、お日様が見えてきました
08:26 HMSヴィクトリーからの記念式典ライブ中継予告
艦尾甲板には王国海軍士官、水兵、王国海兵隊が正装で整列
08:40 HMSヴィクトリーからの記念式典ライブ中継
コリン・ホワイト氏登場、ネルソン提督の撃たれた場所、状況など説明
多くの将官が整列しています。
08:45 HMSヴィクトリー艦尾甲板での記念式典開始
第二海軍委員(第一正装)、HMSヴィクトリー艦長による、ネルソンの最後の祈り、献辞が読み上げられます。
艦尾甲板のネルソン提督の撃たれた記念プレートに、オークの葉の花輪が捧げられる瞬間のライブ放送はありませんでした(T_T)
09:00 ネルソン提督の亡くなったコックピットへ第二海軍委員が、コックピットでの記念式典のため降りてきました。でも肝心の瞬間はライブ放送無し
09:11 お日様がさしてよい天気になってきました。
09:30 出撃予定。

追記

10:00 ポーツマス・ヒストリック・ドックヤード到着
日本からこの日に併せて来た方々と合流。
10:30 入場の列に並ぶものの、HMSヴィクトリー前まで行けないことが判明。
ある場所から先は幸運な821名のみだけが入場を許され、王国海軍博物館、トラファルガー・セイルも見れない(ToT)
見れるのは、HMSウォリアー、メリーローズ博物館、ハーバー・ツアー、アクション・ステーションのみ。
夕方の女王陛下臨席の記念式典も一般人は立ち入り禁止。一般のビジターはサウスシーに設置される大型スクリーンで見ることになるとのこと。
仕方が無いので、ハーバー・ツアーで、海側からHMSビクトリーを見ることにしました。

ということで、この日のために日本から来たのに(大泣)、とても残念なことに「England Expects」の旗を掲げたHMSヴィクトリーを間近に見ることはできませんでした。日本からこの日だけ来た人は一足先にロンドンへ戻る事態。
一応ハーバー・ツアーで海側から写しましたけど・・・

私は昨年の10月21日に来て「England Expects」の旗を掲げたHMSヴィクトリーを間近に見ていました多少は救われてますけど、他の方々はとても残念な一日となってしまいました。

43ハーバー・ツアーで海側から撮影したHMSヴィクトリーです。

 

 

 

41昨日スピッド・ヘッドに錨泊していた帆船が入港していました。ノルウェーの帆船ですが、すいません船名不明

 

 

 

ハーバー・ツアーのあとは、王国海兵隊博物館へ数名の方と行ってきました。

44王国海兵隊博物館

 

 

今回は写真撮影OK、ネルソンの時代の展示を中心に撮影してきました。特に200年前の一番古い残っているキングス・カラーを撮影できたのは嬉しいです。

4546

 

 

 

 

 

 

 

館内にはこんな感じで展示がされています。

追記

王国海兵隊博物館を出るとものすごい横殴りの雨、これではサウスシーの一般ビジター用スクリーンで記念式典を直に見る気にもなれず、解散してホテルのTVでBBCの中継を見ることになりました。

サウスシーの一般ビジター用スクリーンは、実は宿泊しているホテルのすぐそばなんです。窓からは見えない側ですが、見える範囲ではこの雨と強い風の中会場に向かう人々が見えます。せっかくこのために来たのですから行けなくは無いけど、こう寒くて、雨、風が強くてはその気になりません。
ということで、現在ホテルでTVを見ています。

18:00 女王陛下、エジンバラ公がHMSヴィクトリー前に到着、HMSヴィクトリー・ギャラリーに先ず入られました。整列してお迎えはネイヴァル・カデットの子供達でした。
軍人と報道陣以外は子供たちと少数(多分、招待者とロアー・ガンデッキの特別ディナー参加者)の人が見えるだけます。一般人は完全に締め出されているようです。いくらテロを警戒しているとはいえ、ちょっと納得できないなあ。
18:18 王国海兵隊軍楽隊が演奏中
18:20 トラファルガー岬沖での記念式録画放送。
オークの葉でできた冠を海中に投じました
18:22 グリニッジ・ペインテッド・ホール前から中継。
コリン・ホワイト氏再び登場、朝はポーツマス、夜はグリニッジと関係者は大変です。
18:25 HMSヴィクトリー艦上から、ニコラス・ロジャー(海事史者)が、トラファルガー海戦についてコメント
背景にネルソン提督に扮したのリエナクターが映っています。
18:30 BBCch2で特別放送開始
HMSヴィクトリー、ガン・デッキ上で
18:33 プリンス・オブ・ウェールズ、グリニッジに到着
18:42 女王陛下がナショナル・ビーコンに点火。
この火は英国各地を横断して順次点火されていく英国の国家的セレモニーだそうです。英国内18箇所
18:45 スコットランド、バラターで、プリンス・オブ・ウェールズが点火
18:47 北アイルランドランドで点火
18:50 ウェールズで点火、点火者はアン王女
18:51 グリニッジで点火、点火者はヨーク公
18:52 王国海兵隊軍楽隊入場
本日王国海兵隊博物館で1996年のホースガーズでのセレモニー演奏ビデオを見てきましたが、ライブ中継の演奏行進はこれまた見事です。編成が少ないのがさびしいですけど、スペースが限られているから仕方が無いか
HMSヴィクトリー艦上でバルブの無いトランペットでの演奏(曲名見落とした(ToT))も、素晴らしい音色を聞かせてくれます。
19:09 王国海兵隊軍楽隊ラッパ手のラッパに併せて、HMSヴィクトリーのホワイト・エンスン降下。
19:12 ルール・ブリタニア演奏後、ゴット・セイブ・ザ・クィーン演奏
19:14 ハーツ・オブ・オーク演奏後、ライフ・オーシャンズ・オブ・ウェイブ王国海兵隊軍楽隊演奏行進退場
19:15 リエナクター扮する、ネルソン提督、ハーディ艦長の「ビート・トゥ・クォーター」の号令でリエナクター海兵隊員が太鼓を打ち鳴らし、ネルソン提督の号令でHMSヴィクトリー片舷斉射再現。
19:18 記念式典終了。女王陛下、エジンバラ公以下第二海軍委員などHMSヴィクトリー・ギャラリーへ移動。その後、HMSヴィクトリーのグレート・キャビンでディナーに参加
19:20 トラファルガー海戦についてドキュメンタリー映像を交え、説明
19:23 再度、再現片舷斉射を色々な角度で録画放送
19:27 特別放送終了。

ということで本日のトラファルガー・ディの報告を終わります。

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