Captain's Log
2005/10/25 火曜日

今日は、ポーツマスの疲れが残っているのと、明日に備えて休養日です。
と言いつつ、少しだけロンドン市内を廻ってきました。

今までポーツマスなどで買った本が、かなりありまして重いかつバッグに収まりきらない状態、まだ今日とグリニッジが残っているので荷物がもう少し増えることは確実。
と言うことで多少高くつくのですが、ピカデリー・サーカス内にあるヤ○ト宅配便へ荷物を持ち込み、別送しました。
その後は少し歩いてセシル・コートの古書店街へ、古書店街といっても東京神田神保町のそれを思い浮かべてはいけません。ぜんぜんお店が少ない。
実は今回の旅行の目的のひとつは、ナポレオン戦争当時、英国で出版されたディビット・スチールの木造帆船について書かれた本が手ごろな価格なら買おうかなと、それが無理ならトラファルガー海戦の絵(というか彩色石版画、銅版画)をプリントでも良いので記念に買って帰ることなのです。
先ずは、古書店を何店か見たのですがディビット・スチールの本は無し、そこで彩色石版画、銅版画の専門店に入ったところトラファルガー、ネルソン関係の絵が、大きさも価格もまちまちに何点もありまして、色々迷ったのですが、自分のサイトのトップに使用しているのと同じHMSヴィクトリーがフランス・スペイン連合艦隊の戦列を横切り縦射している絵と、海戦後半にフランス艦が爆発した場面を描いたもの2枚セットが価格・大きさともお手ごろだったので買ってしまいました。
63トラファルガー広場は昨晩の夢の後

 

 

 

 

 

 

 

その後は、昨日は入れなかったセント・ポール大聖堂へ、しかし近づくとまたしても警官が物々しい警備体制、なんと今日は女王陛下臨席のトラファルガー海戦とは関係ないナショナル・セレモニーで立ち入り禁止!
明日は、丸一日グリニッジを予定しているので、トラファルガー海戦200年記念でロンドンに来てネルソン提督、コリングウット提督のお墓参りが出来ないというなんとも締まらないこととなってしまいました。こんなことなら、先に行っておくべきでした(ToT)

仕方がないので、セント・ジェームス・パークス沿いの英国近衛兵博物館へ。
64英国近衛兵博物館の隣(というか近衛兵宿舎の敷地の中にあるのですが)では、近衛兵が訓練中、まだ一度もバッキンガムの近衛兵交代式を見たことはないのですが、訓練なのであの赤い軍服ではなくてもそれは見事なものでした。号令一下、ものの見事にそろって近衛兵が、捧げ銃などをする様子は素晴らしかったです。

 

 

 

 

 

65近衛兵博物館入り口では近衛兵の人形が捧げ銃で迎えてくれます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここは、規模は小さかったですが(だから入館料も2ポンドと安い)、300年を超える歴史を持つ英国近衛兵ですから内容は結構濃い。陸軍博物館同様写真撮影は禁止なので、館内の様子はお見せ出来ませんが、英国近衛兵に興味のある方は一度訪れても損はないと思います。私はクリミア戦争以前と、現在が興味の対象なのでその辺を中心に見ましたが、ワーテルローの戦いでひるがえっていた連隊旗の実物があるとは、それから200年前の古い軍服(ま、将軍などお偉いさんのものですけどね)保存状態も良く展示されています。
その後は入り口にあるショップで英国近衛兵軍楽隊のDVDを何枚か買って今日は終わりとしました。博物館は15:30閉館、ショップは16時閉館、時間があればどちらも、もう少しゆっくり見たかったです。ショップにはティン・トイ・ソルジャーが一杯並んで売られているのです。もちろん各時代でありますし、現代の軍楽隊も。
陸軍博物館、王国海兵隊博物館のショップにも並んでいましたが、こちらのほうがたくさんあるのです。しかも、トラファルガー海戦に合わせてか、HMSヴィクトリー艦上のネルソン提督とハーディ艦長、ネルソン死去のシーン、ガンデッキの大砲とそのクルーとかも並んでいるのです。こういうものは日本では入手し難いのですよ。キットを買って自分でペイントするなら日本でも可能ですが、そんな根性は無い私にはつらいショップでした。

今回の旅行も明日で終わり、あさっては帰国です。最後はグリニッジを訪問してこの旅行を締めることとします。

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