Captain's Log
2015/05/06 水曜日
カテゴリー: Captain's Log, その他 | (閲覧 :2919) |

ジェーン・オースティン原作「説き伏せられて」の映像化作品は複数ありますが、一番おすすめのBBC制作アマンダ・ルート、キアラン・ハインズ主演の「待ち焦がれて(最初の邦題)」が「ジェイン・オースティンの説得」というタイトルでやっと日本語版DVDが出ました。

ジェイン・オースティンの説得 [DVD]

1814年の英国の田舎を舞台にしたラブ・ロマンスですが、BBCの時代考証が凄くて、英国海軍士官の軍服がちゃんと1812年規定、それも正装と略装を着分けているという芸の細かさ、大佐の肩章にはきちんと絡み錨付き、大佐の制服に提督のボタンがついているのは考証ミスですが、それ以外は素晴らしい。物語はジェーン・オースティンなので面白さは折り紙つき、一見の価値ありです。
ハーヴィル艦長が男の愛をミス・アン・エリオットに語るシーンが好きです
映画「マスター・アンド・コマンダー」に軍医助手で出演していたリチャード・マカビーがベンウィック艦長役で登場しています
TV映画「ホーンブロワー」エピソード4でエドリントン少佐を演じたサミュエル・ウェストが、ミスター・エリオット役で登場しています
IMDb: Persuasion(1995)

Wikipedia:Persuasionによるとラスト・シーンの戦列艦の艦尾甲板シーンはHMSヴィクトリーで撮影されたとのことです。どうりでよく出来ていたわけだ。

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