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2003年8月22日 三崎港~小網代湾
指定の集合場所である三崎港に集合時間より1時間も早く到着、見ると既に海星が停泊しています。待つうちに同じ海星に乗船するであろうトレイニーの皆さんも次々と集まってきました。
やがて集合時間の10時となり、海星に乗船する時間となりました。乗船前にトレイニー22名がレッド、ブルー、グリーンの3つのワッチに分けられ、各自のキャビンの部屋割りも決まりました。以後はそれぞれのワッチがワッチ・リーダーとサブ・リーダーの指示で動くことになります。私は、ブルー・ワッチ。ブルーワッチはトレイニー7名。このワッチでヘルム、アンカー・ワッチ、ギャレー・ヘルプなどを交代で務めます。
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荷物を置き、先ずは基本のロープ・ワーク、マストの登り方、舵の取り方などのレクチャーを受けます。昼食後、いよいよ三崎港を出港し、早速セイルを張ります。全員で力をあわせ「ツー(2)、シックス(6)、ヒーブ」の掛け声とともにロープを引きセイルを張りましたが、初日のせいか、張ったセイルはインナー・ジブ、インナー・ステイスル、ロアー・トップスル、ノック・ステイスル、メイン・ステイスル、メイン・スルだけ、船は微風を受けゆっくり帆走を開始しました。
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そうこうしているうちにスターボードに赤いヘッド・スルを張った帆船が近づいてきました。かのチャーチル首相も愛したというガフ・ケッテのシナーラです。近くのシーボニアのチャーター船です。横須賀帆船フェスタでも見学しましたが、こうして洋上で帆走している姿もまた格別に美しい船です。
そして、海星はシナーラが泊まっている小網代湾に錨伯しました。しかし、セイルというものは展帆したら畳まないといけないわけでして、ブルー・ワッチはメイン・ステイスルとインナー・ステイスルのガスケット作業を行いました。ブルー・ワッチ・リーダーのHANさんは完璧主義者、丁寧に畳みきちんとガスケットします。おかげで、クルーの皆さんからお褒めの言葉をいただきました。HANさん良かったね。
夕食後、お互いに知らないトレイニー同士の自己紹介を行いました。年齢は上は60歳位から一番下は中学生、私のような帆船好きもいますが、大半は帆船とは縁の無い人ばかり、こうして全然見知らぬ人間同士が力を合わせ帆船を動かしていくというのがセイルトレーニングのテーマのひとつです。
夜はアンカー・ワッチを行います。これは錨泊中にアンカーを引きずって船の位置が変わらないことの確認と不審者の乗船を防ぐためです。そして夜は更けていきます。
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