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2003年8月24日 館山湾~横浜ぷかり桟橋


海賊船迎撃 さあ、3日目の朝です。今日は最終日、横浜のぷかり桟橋を目指し7時に錨を上げ出航です。ところが、最終日は風が弱くセイルを張りましたが、ほとんど機走となりました。
 
 そのうちにハッピー・アワー(お掃除の時間)となりました。私は、メス・ルームの掃除。床を掃き、テーブル、いすを雑巾がけ、そして入り口にある真鍮のポール磨き。真鍮のポールはそこを通る皆がつかむので手の跡で汚れています、それを金属磨きでピカピカに仕上げました。が、しかし、しばらくするとポールにはたくさんの手の跡がぁ~(:_;)
小型ボート追撃 
 昼前になにやら騒がしくなってきました。何でも海賊ごっこをするとかで、皆昨日までの船酔い状態はなんのその元気に武器の準備にかかります。武器は水風船に新兵器「うどん爆弾」、消火ホース、おまけに今回はブルー・ワッチのトレイニー軍曹さんがカットラスにフリントロック・ピストル持参(もちろん両方とも模造刀、モデルガン)。そして昼食時に海賊旗を掲げた海賊船「ネバーランド」が襲撃してきました。全員、昼食などそっちのけで消火ホース、水風船、うどん爆弾で迎撃を行います。軍曹さんは小型ボートに乗船し迫撃。ネバーランドのクルーはビックリしたことでしょう。
 
 そしていよいよ横浜入港です。ベイブリッジをくぐった所からぷかり桟橋につくまで登檣礼を行いました。私の場所はロアー・トップスルのスターボード・ヤーダムです。ぷかり桟橋周辺には休日で遊びに来ている人も多く、そんな中での登檣礼での入港は正直気持ちの良いものでした。その後、キャプテンから一人一人終了証をもらい、最後に全員で記念撮影を行い解散となりました。
登檣礼全員で記念撮影


 こんなサイトを開設していますし、帆船、シーマンシップの本も読んで知識はありましたが、現実とは全然異なります。正直自分は頭でっかちだなあと実感。しかし、今回の体験は非常に貴重でした。私のように帆船が好きという理由ではなく、いろいろな人との出会いを楽しみにしている人、新しい自分を求めてきた人、みなそれぞれ理由があって海星に乗船しています。
 誰か一人でも力を抜いたら、又一人の不注意で船は動かないどころか相手は自然危険が及ぶかもしれない、そんなことが起こらないようにいろいろな人々が全員で力をあわせて帆船を動かす。海という大自然の前では人間などちっぽけな存在、しかしその人間が力を併せ、助け合い、協調し、常に主体的かつ積極的に行動する。そんなことを改めて学ぶことのできた3日間でした。そして、海星に乗船したことでますます帆船が好きになりました。これからも暇を見つけては挑戦を続けるつもりです。

海星乗船あれこれ
 海星乗船中、ずっとボースン、ボーズンズ・メイトの方々がリギングやらその他船具の補修を行っていました。やっぱり現代でも帆船は手のかかる船のようです。

 面白いのが用語、海星ではヤーダムという用語は使わないみたい、通じませんでした。他にもありそうです。まあ、私の知識は18世紀の帆船なんですけどね。
 
 海星に船用鐘はありますけど、時鍾が鳴らされることはありませんでした。鳴らされたのは、錨を揚げるときに縮錨の合図に鳴らされるだけでした。アンカー・ケーブルが残り4シャックルで4点、3シャックルで3点という具合。何故、時鍾が鳴らされないのかは、次回乗船するときに確認できればと思っています。


「海星」乗船体験記 8月22日 8月23日
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